またZOOM B3についての記事ですが、あなたは上手くパッチ切り替えを活用できていますか?
B3はエフェクトが直列に3つ繋がっており、つまり最大同時に3つのエフェクトをかけられます。
たとえばプリアンプやEQでメインのサウンドを作り、所々空間系や歪みなどを踏んで使う方が多いのではないでしょうか。
エフェクターの踏み分け問題
[1]石橋楽器より引用,https://twitter.com/ishibashimusic/status/822945299824050177
ここで大変なのは、「スイッチャーがなければいくつもオンオフを切り替えなければならないこと」です。
たとえば歪みを踏んだ後に空間系を使う場合、「一度歪みをオフにし、空間系をオンにする」必要があります。
つまり二度フットスイッチを踏むことになります。
これはライブだと結構大変で、いくつかエフェクトを組み合わせている場合、フットスイッチを何度も一瞬で踏み分けなくてはなりません。
またプリアンプ等でメインの音を作っている場合、そのままエフェクトをオンにすると、直列で繋がっているからプリアンプ成分も入るため、音が重たくなったり歪んでしまいます。
これを避けるには、毎回エフェクトをかける時は一度プリアンプ等をオフにしなくてはなりません。
こんなことライブでいちいちやってられませんよね。
そこで紹介するのが「パッチごとにエフェクトを振り分け、フットスイッチで切り替える」です。
パッチ内でエフェクトをオンオフやるのは大変なので、パッチごと切り替えようという話です。
パッチであればいくつかエフェクトを組み合わせた状態で保存できるため、実質スイッチャーのように一気に組み合わせを切り替えられます!
パッチの切り替え方
B3のパッチ切り替えは2つ方法があります。
一つ目は画面上部にある白い小さなボタンです。
これを押すと一つずつパッチを切り替えられます。
普段パッチをいじくるにはこれが楽です。
二つ目はフットスイッチです。
一番左のフットスイッチは書いてあるように、1秒以上踏んでいるとパッチ切り替えモードになります。
切り替えモードでは、別のフットスイッチを踏むごとにパッチを切り替えられます。
これならライブ中でもフットスイッチで切り替えが可能です。
切り替えによるタイムロスは1秒にも満たないと思います。
普通のエフェクト切り替えの時と同様に考えて良いでしょう。
つまり現実的に使うのであれば、メインのパッチの画面から切り替えモードにしておきます。
この状態のまま通常通り演奏し、切り替えるタイミングが来たらその都度フットスイッチで切り替えると滞りなく使用できます。
切り替えモードが勝手に戻ることはないので、替える直前にわざわざ長押しして切り替えモードにする必要はありません。
エフェクターを1つまたはいくつか組み合わせておいたパッチに切り替えた後は、また逆のフットスイッチを踏むとメインのパッチに戻れるので「それぞれ一度踏むだけ」で切り替えが可能だと言えます。
メインパッチの前後にエフェクトパッチを配置すれば、メインパッチ基準で2つのエフェクトパッチが利用できるので便利です!
この時エフェクトメインのパッチは、パッチ自体のバランスは100にしておきましょう。
こうすることで完全にエフェクトがかかった音が出力されます。
これが低いとエフェクトのかかりが悪くなるので、必ず確認しましょう。
使用例
パッシブベースを使う時はB3のアンシュミでメインの音を作ります。
次のパッチには歪みのみ、前のパッチにはワウのみで割り当て、もちろんオンの状態で保存しておきます。
こうするとそれぞれプリアンプを含まない純粋なエフェクト音だけ出力できるため、キレイなエフェクト音が得られます。
またフットスイッチを何度も踏むことなく、「一度踏むだけで」理想の音に切り替えることができます。
パッチの場所はとりますが、このように純粋なエフェクトのみのパッチを用意しておく方がいいと思います。
実際プロのエフェクターボードにはスイッチャーが導入されており、特に空間系のエフェクターはプリアンプ等をオフにしエフェクターのみオンになるよう設定されています。
B3だけで完結させるには「パッチごと切り替える」のがベストと思われます。
まあいくつも空間系を踏み分ける場合はパッチの移動が大変だと思いますが、一つのパッチ内で瞬時にいろんな場所のスイッチをガチャガチャ踏み替えるよりは楽だと思います。
事実私も空間系と歪みを瞬時に踏み替えるのができず、この方法が踏み間違いもなく楽だと実感しました。
パッチは贅沢に使いましょう!
空間系をまとめたパッチを作ってもいいですが、各パッチごとに1つエフェクトをオンにして保存してもバチは当たりませんよ。
上手に使いこなして演奏に意識を集中させましょう!
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こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!
“【ZOOM B3】スイッチャーがなくても大丈夫!パッチ切り替えで効率よくエフェクトをかけよう!” への1件の返信