今回は僕が普段使ってるベースやエフェクターなどを細かく紹介しようと思います。
弾いてみた動画の詳細に使用機材は掲載してありますが、それぞれの機材の特徴を掘り下げたいと思います。
初心者で機材の使用感が分からない人や、どんな機材がよいのか知りたい人の参考になれば幸いです!
ベース
ATELIER Z DAL-4 VN
これは僕が現在メインで使ってるジャズベースです。
中古で購入しました。
このDAL-4はアトリエの中でもミドルがしっかり出るタイプらしいです。
買うつもりなく楽器屋に立ち寄って試奏したところ、アトリエの割に好みの音だったのでローンで購入してしまいました(笑)
アトリエのベースというと「ドンシャリ」の一言ですね。
スラップのキレが特徴です。
ハイとローがしっかり出るため、相対的にミドルは引っ込んでいる印象を受けます。
ハイがカリカリと出過ぎるため、弦高などプレイスタイルによっては苦手な人が多いと思います。
邦ロックなど、指弾きで複雑なフレーズを弾いたり、しっかりベースラインを出したい人には向かないと思います。
ファンクやフュージョンをやる人に向いてるメーカーですね。
ネックはメイプルです。
そのため生音から硬い印象を受け、音の立ち上がりが早く、中高音が強く出るイメージです。
まさにスラップ向きですね!
とはいえこのDAL-4はしっかりミドルが出ます。
過剰にハイが出ないため耳障りに感じないサウンドです。
指弾きではしっかりラインが見え、スラップではキレよく抜けてくるベースです。
アクティブタイプのため、プリアンプが搭載されています(電池交換には裏蓋をいちいち外すタイプです)
つまみは全部で4つあり、フロント、リア、トレブル、ベースです。
トレブルはブーストとカットが可能です。
ベースはブーストのみ可能です。
僕の場合はトレブルをライブハウス次第で少しカット、ベースを少しブーストしています。
家やレコーディングなどライン録りでは低音がしょぼいため、ベースを強めにブーストしアンシュミは入れません(アクティブですし)。
トレブルのつまみはトーン感覚で使うらしいので、必ずしもフラットにしなくても良いです。
適宜カットすると不快な音が出ません。
ネックはわずかに順反り、弦高は低め、ナットもギリギリまで削っています。
主に指弾き、スラップやロータリー、スリーフィンガーやタッピングなどテクニカルな奏法に適したセッティングにしています。
弾きやすさを追求したベースとなっております。
ちなみに普通のfenderジャズベより少し重いです。
Fender Japan Aerodyne Jazz Bass
[2] 画像引用元,https://www.rockin.co.jp/shop/archives/5847.html
これは僕が生まれて初めて手にしたベースです。
初心者だったので見た目だけで決めました。
ネックはローズウッドのため、温かみのある音、ハイやローが露骨に出ない印象です。
また普通のベースより軽く、ベース全体が振動する感覚です。
長時間弾いてても疲れないので、非常に助かります。
そのためネックが少し弱く感じますが、8年目にしてネックは全く問題ありません。
これはPJタイプのベースで、フロントにプレベのピックアップ、リアにジャズベのピックアップを搭載したパッシブタイプです。
あまり見ないタイプですね。
PJタイプはネックがジャズベの細さではありますが、フロントだけ使用することでプレベらしいサウンドが得られます。
PJとしての音の印象は、ジャズベよりギラギラするハイが抑えられ音が太いイメージです。
サンズアンプなんかと組み合わせても、露骨にキンキンする金属音が抑えられているので相性がいいと思います。
僕は全てのつまみを全開、弦高を少し上げてピック弾きメインに使用しています。
さらにサンズアンプやAmpegのアンシュミを通します。
MUSIC MAN StingRay
[3] 画像引用元,https://www.music-man.com/instruments/basses/stingray
普段の弾いてみたやレコーディングではあまり使いません。
レッチリが好きなため中古で購入しました。
ハムバッカーのピックアップが搭載されたアクティブタイプです(電池を入れるポケットが付いており交換が楽)。
つまみは全部で4つあり、ボリューム、ハイ、ミドル、ベースです。
スティングレイはローの50 Hz?以下がカットされた設計のため、ライブではローが回りすぎずベースラインがしっかり前に出ます。
レコーディングではローが足りないので適宜ブーストさせましょう。
ネックはメイプルで、前述のような音です。
バチバチしたアタックが強く、ミドルがしっかり出ながらローは抑えられた印象です。
まさにレッチリの音ですね。
これもアクティブタイプなのでそのまま使います。
エフェクター
EBS MULTI COMP
僕が常にオンにしているエフェクターです。
ベーシストの中でも定番で人気が高いです。
コンプレッサーといい、音の粒を揃えたりスラップする人にすれば音を圧縮する使い方をします。
音色は基本的に変わりませんが、人差し指と中指で音量がバラつく人はそれが均一になり、低音だけ強く出る人はバランスが整い、スラップのように出力が大きい音は圧縮されます。
サステインが伸びたり、スラップのパキパキ感を得ることができます。
つまみは2つあり、コンプのかけ具合を調整するCOMP/LIMITとGAINです。
また横にアクティブ/パッシブを切り替えるスイッチが存在します。
さらにつまみの間に3つのMODEが選択できるスイッチがあります。
TECH21 SANS AMP BASS DRIVER DI
ZOOM B3
画像引用元,https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/169073/
これも定番のマルチエフェクターです。
歪みや空間系のエフェクターだけでなく、AmpegやMarkBassなどのアンプシュミレーターが搭載されています。
Nothing’s Carved In Stoneなどをコピーする際に必要となったので購入しました。
実際に使用しているので、YouTubeやニコニコにて動画を参照ください!
チューナー
KORG ペダル式チューナー pitchblack PB-01
エフェクターボードの最初に置いています。
踏むとミュートされた状態でチューニングできます。
MC中にも気にせずチューニングできます。
また電子版に表示されるため、暗いステージ上でも問題なく使用できます。
チューナー通過による音痩せはありません。
弦
ELIXIR NANOWEB Nickel Light/Medium #14077
[1] 画像引用元, https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/31724/
これが現在アトリエのベースにメインで使用している弦です。
.045,.065,.085,.105という一般的なゲージです。
ポリマーコーティング弦のため長寿命なことが名前の由来です。
使用感として、他のダダリオやアーニーボールと比較すると、張りたて時のギラギラ感がなくマイルドな音色です。
ここが僕のお気に入りポイントです。
弦高が低いうえにアトリエやサンズを使うと、どうしてもハイが過剰に出てしまいます。
しかしこの弦は張った時からギラギラ感がなく、その状態が半年程度変わりません。
ちょうどいい状態が長持ちするので気に入っています。
不快なバズ音が最小限に抑えられる弦だと思います。
コーティング弦のため、張りたての弦特有の弾いていると指が痛くなることもありません。
触り心地は「しばらく使用した弦」に似ています。
ちょうど弾きやすい時期ですね。
さらにこの弦は同じゲージの弦と比較して、テンションがわずかに緩いです。
今の僕が使用しているベースのネック,ナット,弦高の状態では最も弾きやすいテンション感です。
この弦はちょうどいい状態が長く続くため、毎月1回以上スタジオ入りする人にオススメします。
普通の弦の2倍程度の価格ですが、使用頻度を考えればこっちの方がお得です。
ただし、ピックでゴリゴリ音を出したい人や、適度に歪ませてガリガリ弾きたい人には向いてないと思います。
※どの弦も使用するベースの状態によって、全くテンション感が異なります!
あくまで参考として、自分のベースとプレイスタイルと合う弦を選択しましょう。
ERNIE BALL HYBRID SLINKY BASS 2833
画像引用元,
https://www.amazon.co.jp/dp/B0002M6BD6/ref=twister_B06Y1TRXHT?_encoding=UTF8&psc=1
これはAJBにメインで使用している弦です。
.045,.065,.085,.105という一般的なゲージです。
とはいえ同じゲージのエリクサーよりテンションは少し高いです。
AJBはピックでゴリゴリ弾いたり、強めにピッキングする時に使用します。
そのため少しテンションを持たせたいベースに使用します。
ロータリーなど速いフレーズを弾くには不向きですが、力強く弾くにはちょうどいいテンション感が得られます。
張りたてはギラギラ感があるためスラップにはプリアンプなど不要です。
ゴリゴリ歪ませたり、ピックでがっつり弾きたい人に向いています。
※どの弦も使用するベースの状態によって、全くテンション感が異なります!
あくまで参考として、自分のベースとプレイスタイルと合う弦を選択しましょう。
ERNIE BALL SUPER SLINKY BASS 2834
これはStingrayにメインで使用している弦です。
.045,.065,.080,.100という低音弦が少し細いゲージです。
固くなりがちな低音弦が少し細いため、非常に弾きやすい弦です。
ピック弾きでは少しテンションが緩いかもしれませんが、指弾き、スラップする人に向いています。
ただロータリーなど速いフレーズを弾くならエリクサー程度のテンション感をオススメします。
とはいえ一般的なベーシストに向いている弦でしょう。
やはり張りたてはギラギラ感があり、スラップが気持ちいいです。
※どの弦も使用するベースの状態によって、全くテンション感が異なります!
あくまで参考として、自分のベースとプレイスタイルと合う弦を選択しましょう。
ERNIE BALL EXTRA SLINKY BASS 2835
かつてアトリエにメインで使用していた弦です。
.040,.060,.070,.095というめちゃくちゃ細いゲージです。
ゆえにテンションはユルユルで、ロータリーなんてめちゃくちゃ高速かつ安定にできます。
Victor Wooten並みのテクニカルなフレーズができます。
3弦がもはや2弦並みの細さなため、逆にテンションを適度に稼ぐのが難しいところです。
全体的にテクニカルなプレイに向いています。
僕の場合、ネックや弦高をギリギリまで詰めたためテンションが緩すぎました。
ライブなど普段よりピッキングが強くなると、音づまりしてしまうんですね。
張りたてはギラギラ感があるため、弦高が低いと常にビビる感じです。
しかし適度に使っているとハイが減り、普通に指弾きでフレーズを弾いても気になりません。
ピッキングが緩めな人や多少バズ音が出てもよい人向きです。
※どの弦も使用するベースの状態によって、全くテンション感が異なります!
あくまで参考として、自分のベースとプレイスタイルと合う弦を選択しましょう。
シールド
BELDEN THE Wired #8412
画像引用元,https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19446/
中・低音が強調されたサウンドが得られ、アンサンブルで埋もれにくくなるシールドです。
普通のシールドよりねじれ耐性があり、グネグネとくたびれにくいです。
おかげで断線しにくいようです。
僕は5 mと3 mの2本を使用しています。
ピック
Fender 351 Shape Shell Medium
画像引用元,https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/36048/
いろいろなピックを使用した結果、これに落ち着きました(色はなんでもいい)。
ティアドロップ形で硬さはミディアムです。
一般的にベースはハードで弾く人が多いようですが、僕はミディアム特有のしなりが好きです。
またティアドロップ形のため持ちやすく、先端が細いため余計なところが弦に触れません。
ピック弾きを始めた時は力み過ぎており、ミディアムではすぐ削れたり割れたりしていました。
そのため一時期ハードを使用して練習していましたが、硬いのでどうしても弾きにくく余計に力に弦にかかってしまいます。
音もビビりますよね。
そんなわけでミディアムに切り替え、適度な脱力を身に付けました。
今ではピックが削れることがほぼありません。
当然ピックの当てる角度、ピックを持つ指の位置関係や力を入れる場所など、基本的なことを身に付ける必要があります。
ちなみに最初は三角形のおにぎり形を使ってましたが、大きくて持ちにくいのと弦に当たる面積が大きいので使いにくく、ティアドロップに変更しました。
※どのピックも使用するベースとプレイスタイルによって使用感がことなるため、いろいろな形や硬さを検討し自分に合うものを選択しましょう。
YouTube,ニコニコに動画投稿しています!
こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!