【弾きにくいのには理由がある!】市販のベースは弾きにくくセッテイングされている事実!

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画像は渋谷IKEBE楽器村より引用,https://www.ikebe-gakki.com/realshop/grandeybass-tokyo/index.html

YouTubeやニコニコもしくは身近に上手いベーシストがいる。

簡単そうに弾いているけど,自分はいくら練習してもあんなフレーズは弾けない!と思ったことがあるでしょう。

そんなあなたに朗報です!

それは「あなたのベースが弾きにくいから」です。

ベースのせいにするな,と思っても最後まで読んでください。

そもそも「買ったベースは適切にセッティングされている」という考えが大きな間違いなのです!!

これがめちゃくちゃ重要です。

ネットで買ったならまだしも,店頭で実際に弾いて確認して買ったから適切に調整されている,と思うのはもっともです。

僕もそうでした。

なにしろ初めてベースを買うときは,「何が普通かわからない」のですから。

そして買ったベースでいくら練習しても,いずれ絶対に弾けないフレーズに遭遇します。

指は痛いし,疲れるし,でも動画では簡単に弾いている。

しかし,この状態でいくら練習してもあるレベルまでしか弾けるようになりません!

あなたのベースがそもそも弾きにくいからです!

これは初心者には知りようがありません。

「弾きやすい理想的なベース」を触ったことがなければ、自分のベースが弾きやすいのかどうかがわかりません。

うまく弾けないのは自分が下手だからだ、と思って練習しても逆に変なクセがつくことが多いです。

まずは「自分のベースはそもそも弾きにくいかもしれない」という疑いを持ちましょう。

せっかくベースを始めたのに「弾きにくい」「どんなに練習してもあんなプレイはできない」と諦めてほしくありません。

そもそも状態が悪いベースでは、プロであっても極限の演奏などできません。

大切なのは「ベースという楽器はわずかなセッティングで圧倒的にプレイが変化してしまう」ことを理解していることです。

なぜ「弾きにくい」ベースが売られているのか

当然生まれる疑問ですね。

これは「誰が弾いてもバズ音が出ないようなセッティング」にしているからです!

バズ音とは,フレットと弦が接触して出る「カリカリ,カチカチ」という金属音です。

よく「音がビビる」と言いますね。

バズ音とも言います。

音詰まりが生じるなど,一般的に不快に感じる人が多いです。

強くピッキングして出るのはいいのですが,普通に弾いててもビビるセッティングではイライラしますよね。

市販のつるし売りされているベースたちは,このバズ音を減らすために普通より「弦高が高く調整」されています。

そのうえ「ナットが高いまま」になっています。

これらの用語はのちに詳しく解説しますが,ベースの弾きやすさに絶大な影響を及ぼします。

弾きやすいところまで弦高を下げて売るのはリスクがあります。

人によって弾きやすい弦高は異なりますし,プレイスタイルも違います。

そのため試奏したときに音がビビるケースが出てきます。

また初心者は指の脱力ができていないため,100%ビビります。

弦のテンションは緩いから弾きやすいけど,やたらビビるベースでは買いたいと思う人はいないでしょう。

これを避けるには,誰もが試奏して変にビビらないセッティングにせざるを得ないのです。

「新品・高いベース=弾きやすい」は関係ない

僕がベースを始めてある程度弾けるようになったときのこと。

「高いベース」とか「新品のベース」は弾きやすいんだろう,という勝手なイメージを持っていました。

逆に「安いベース」とか「中古のベース」はダメ,だと思っていました。

しかし,上で説明したように市販のベースは高かろうが弾きにくくセッティングされています。

逆に中古の方が弾きやすいケースが多いです。

前の所有者が適切なセッティングをしているからでしょう。

ここで注意ですが,「安すぎるベース」には限界があります。

目安として,1万円代の初心者セットのようなベースはやめましょう。

ギターはエフェクターを通しますが,ベースは生音が多いのでダイレクトにサウンドに影響します。

ベースは自分に合った調整が必要な楽器

ギターはこんな風にいちいちセッティングについて考える人は少ないです。

というのはギターと比較して「ベースは弦のテンションが圧倒的に強い」です。

ギターは弦が細く,セッティングで露骨に弾きやすさが変わることはない印象です。

しかしベースはそもそもテンションが強いため,0.01 mmの差でも弦のテンションがめちゃくちゃ変わるイメージです。

弦が固いと弾きにくいですよね。

逆にちょっとでも緩くなると,かなり弾きやすくなるのです。

ベースという楽器は「個体差がかなり大きい楽器」という認識を持ちましょう。

ですからあなたのベースで弾けないフレーズも,しっかり調整している人のベースでは弾けることが多々あります。

ベーシストの皆さまは,テクニック以前に本体のセッティングを見直すべきです!

そもそも良いベースを手に入れる方法

これはやはり「ベースが上手い人と一緒に楽器屋に行って買うこと」です。

よく初心者の方はとりあえずネットで買うらしいのですが、なるべくやめた方がいいと思います。

ここまで言ってきたように、ベースはギターと違って個体差がありえないくらいあります!!

弦のゲージやメーカー、巻き数、ネックの微妙な反り、ナットの高さなどの違いで大きな差が生まれます。

目で見ても、実際に触ってみないと弾き心地は確かめられません。

「最初だから安ければなんでもいい」と考えがちですが、むしろ最初に酷いベースを得た場合、人より苦労しなければ目的のフレーズは弾けませんし、なにしろ「ベースはつまらない」と誤解してしまえば二度とベースを弾く機会はないでしょう。

最初だからこそ最低限のレベルを超えたベースを手に入れなくては、今後のモチベーションやら技術向上に障害が生まれます。

だからこそ、ベースについて詳しい実際に上手い人に確認してもらうのが一番です。

目的の状態になっていなくても後から調整できるので、後で調整がきくレベルのものであれば大丈夫です

例えば、もうネックがかなり反っていて完全には戻せそうにないベースは、いくら安くても買うべきではないですね。

その辺を上手いベーシストなら熟知しているはずなので、ぜひ見てもらいましょう!

まとめ

・売っているベースは弾きにくくされている

・売られている状態は適切なセッティングではない

・ナット,弦高が高めで売られている

・ベースは購入後,必ず自分に合ったセッティングに調整しなければならない

・高価なほど弾きやすいわけではない

・ベースはギター以上に個体差が出やすい

・初めてベースを買う人は、上手い人に確認してもらう

スラップすると指が痛くなる!とかロータリーなんて弦が固すぎてできない!押弦が疲れる!とか思っているベーシストの皆さま。

それはベースのセッティングが不適切なだけです!

売ってるベースは適切に調整などされていません!

ネックは普通に反ってるし,弦高は高い,ナットも高いまま,弦のゲージも太い,などなど。

ベース歴が短いとわからないと思いますが,これが普通です。

「たまたま弾きやすいベースを手にしたか」がベースを続けられるかどうかを決めると言っても過言ではありません。

僕の場合は初めて1年程度でジャックの不具合のリペアとともにナットやらネット調整を依頼したところ,めちゃくちゃ弾きやすくなりました笑

この経験がなければセッティングの重要性を知るのが遅れただろうし,なにしろ上手く弾けなくて諦める可能性もありました。

スラップや指弾きで細かいフレーズが弾きにくい皆さまは,是非ともテクニック以前にベース本体のセッティングを見直してみましょう!

ネックやらナットやら弦高やら,細かいセッティング方法は別の記事で詳細に述べたいと思います。

それでは!

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ごあいさつ

【こんなに違う!】ベースのつまみはフルテンNG!?ベストポジションを見つけよう!

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今回は僕も最近気づいた大切なことをお伝えします。

これに気づいたことで,音作りの悩みが少し解消されました。

この話は「弦高が低め」「弦のゲージが細め(テンションが緩め)」「ピッキングが強め」の方必見です!

当てはまる方には朗報です。

 

ピックアップのつまみの使い方

アクティブ,パッシブベースでもプレベ,ジャズベでも必ずピックアップに対応したつまみが存在しますよね。

ジャズベであればフロント,リアのバランスを変えることで多様な音色を出すことができます。

また2つのピックアップの音をミックスすることで,ハムバッカーとしてノイズを抑えることが可能です。

フロント,リアどちらかだけで弾くこともあります。

またアクティブベースであればイコライザーがついてたりしますよね。

ではみなさんは普段ピックアップのつまみをどのくらいにして使っていますか?

ジャズベであればフロントとリアともに「基本フルテン」にしてる人が大半だと思います。

それが本来のバランスのジャズベ音ですからね。

また音色を変えるにしても,どちらかのピックアップは必ずフルテンではないですか?

アクティブベースも同じく,ピックアップのボリュームつまみをフルテンにした上でイコライザーを調整してるのではないですか?

実は「必ずしもフルテンが良いわけではない」んです!

実際,だいたいのベーシストさんはフルテンで全然大丈夫ですし,むしろフルテンの方がいいんです。

しかし,最初に挙げた例に当てはまる人にはオススメしません!

なぜフルテンではいけないのか

さて。フルテンにするデメリットなんて思いつきますか?

答えは単純で,「出力される信号が大きくなりすぎる」ことです。

「別に出力が大きすぎるなんて感じてない」という方もいると思いますが,もう少し読んでください。

「そもそもフルテンで過剰にならないよう設計されてるでしょ?」と考えた人はもっともです。

これは正しいんです。

しかし,例に挙げた方たちは「想定されている以上の信号を出力してしまう」のです。

おそらくアクティブベースを使ってる方は大体当てはまります。

逆にパッシブベースの人はそこまで過剰な出力にはなっていないはずです。

この過剰出力に当てはまる方はおそらく「スラップやロータリー,早弾きをするテクニック系」や「弦のテンションを緩くしている人」でしょう。

このようなセッティングにすると「弦の振動が大きくなり」その上「ピックアップに物理的に近くなる」ため,結果的にベースからの出力信号が過剰になります!

はい。当たり前ですね(笑)

・弦高低い=ピックアップに近い/弦のテンションが低下し,いつもの力でも弦が大きく振動する

・弦のゲージが低い=弦のテンションが低下し(略)

ピッキングが強い=弦の振動が大きい

ということです。

フルテンにしない方がいい人に見られる症状

とはいえ普段そんなに出力が強いという印象がない,という方も一度確認してほしいことがあります。

・弦の振動が大きい4弦などを弾いたとき,「ブー」という信号が過剰であろうブーミーな音がするか

・エフェクターを踏んだ際の音色変化がイマイチではないか

・特に空間系のエフェクターでハイが強く出ていないか

・アクティブベースを使っている

僕はこんな症状がありました。

まあ4弦はテンション緩いし仕方ない,なんて思ってました。

そしてスラップする時なんかはコンプをかけてるので,過剰入力っぽい「ブチッ」という音がよく鳴ってました(笑)

アンシュミとか歪み系のエフェクターを使う時は,いつも音割れみたいな感じで音が汚い印象でした…

ワウも酷かったですね。

ハイが出すぎてキンキンして使い物にならなかったんです。

てっきりZOOMのB3がその程度なんだと思ってました(笑)

こんな症状がある方は別にエフェクターのせいではなく,普通より弦の振動が大きいせいで「ベースからの出力信号が大きすぎる」ことが原因です!

世の多くのベーシストはさほど弦高を下げたりしないで弾いてます。

ネックが結構反ってても分からない人や,買った時のセッティングが普通だと思ってる人,スラップをしないからテンションを緩くしたいと思わない人。

そんな人たちは出力が過剰だと感じることはないと思います。

テクニックを追い求めると「弦のテンションが緩い」というのは必要条件です。

その結果過剰出力に陥る場合があるんです。

著者の場合

僕の場合はアトリエのアクティブベースを使っています。

こいつはドンシャリでスラップがとても気持ちいいんです。

でも普通のロックや歌モノを指弾きすると、どうしてもハイが強かったり、ミドルがカットされてラインが聞き取りにくくなります。

これがアトリエベースの特徴ではありますが、やはりミドル寄りのブリブリな音を出して指弾きがしたいんです!

そんな僕はアトリエベースのフロントとリアピックアップのつまみは両方「7/10」程度まで下げています!

今までの投稿動画は見てわかるようにもっと上げてます笑

最近気づいたことです。。

そして実際に各々のベースで試して欲しいんですが、フロントとリアの比率を変えなくてもつまみを絞ると「ハイが落ち着いて」くるんです!

そして7/10程度であれば音量はさほど低下しません。

アクティブをオンにしているのでトレブルとベースのつまみは有効のため、音がスカスカに感じればベースを上げてやります。

ハイが落ち着き(変にこもるわけではなく)、相対的にミドルが出ているように聞こえます。

結果的にビビり音が抑えられ、ベースラインが聞こえやすくなりました!!

これはただトレブルを下げるよりキレイに不快なビビり音だけ消えてくれるんです。

トレブルを下げると音がこもってしまいますが、つまみを絞るとアクティブベースの余計なクセの部分が収まってくれるイメージです。

パッシブにすればいい、と思いますがアクティブの状態のためトレブルとベースの調整が有効になり、パッシブほどスカスカにならずに済みます!

弦高を上げることなくミドルを出すには、つまみの絞り具合が非常に有効だったんですね!

まとめ

・必ずしも「つまみはフルテン」がベストとは限らない

・「弦のテンションが緩い」人は信号が過剰出力されている可能性あり

ベース本体の出力によって「エフェクターのノリ」が全く異なる

・フロントとリアの比率を変えなくても、下げることでクセがおさまる

・トレブルカットより音がこもらず、ミドルがしっかり出てくれる

「つまみはフルテン」という固定概念に囚われた結果,この事実に到達するまで長い時間がかかってしまいました。

自分の出したい音と違うなら、フルテンにする必要なんてありませんよね。

むしろ固体差のある中、調整できるようにつまみがあるわけです。

エフェクターのノリが悪い人や,プリアンプのクセが過剰に感じる人は一度つまみを見直して見ましょう!

それがあなたのベースの本来の音かもしれません!

それではまた!

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ごあいさつ

【ローはいらない!?】ベースの音抜けを左右する音量と低音・高音のバランス関係

今回はベーシストが絶対に知っていなければならない真実をお伝えします。

ベースはバンド内で低音域を支配しています。

この低音域はギターやボーカルなどの高音域とは全く異なる性質を持っているのです!

 

低音と高音の聞こえ方の違い

普段「音」を聞く時,あなたはどれくらいの音量にしていますか?

イヤホンやスピーカーで音楽を聴いたり,家やスタジオでアンプにベースをつないで弾きますよね。

この時,音量を上げたり下げたりすると低音・高音の聞こえ方はどのように変化していますか?

音源であれば「バランスは変化できない」はずです。

しかし,実際に聞いた印象は音量によってバランスが異なって聞こえます。

これから分かるように,低音と高音は音量を変化させた場合「同じ割合で変化しない」のです。

「数値的には変化しない」ので,「ヒトが聞く印象が変化する」ということになります。

音量に対する低音・高音の変化の仕方

音量(つまみやボタンで調整できる数値)と,実際に聞いた時の印象を低音・高音に分けて以下の図に示します。

これは僕の印象ですが,おおよそ関係性はこの通りだと思います。

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ここで

・比較的小さい音:イヤホンやスピーカーで音楽を聴いたり,家でアンプに繋いで練習する程度の音量

・比較的大きい音:結構大きいと感じる程度まで音量を上げて音楽を聴いたり,ライブハウスやフェス程度の音量

としました。

「鼓膜でダイレクトに音を感じる」イヤホンと,「全身で音を感じる」アンプやスピーカーとは受け取る印象が変わりますが,今回はこんな分類をしました。

またギターやボーカルなどの高音域を基準とするため直線で表しました。

図のように,普段聞くレベルの音量では低音が小さく感じます。

ベースが聞こえないとか,目立たないと言われるのはそもそも他の音域よりも小さく聞こえているからなんですね。

しかし面白いことに音量を上げていくと,ある点で音の大小関係が逆転します。

あくまで耳で聞いた感覚ですが,ギターなどの高音域は音量を上げてもさほど大きくなりません。

一方ベースのような低音域は,急激に上昇します。

「ちょっと大きいかな?」と感じる程度まで音量を上げてやると,バランスをいじらずとも低音が前に出てきます。

結果,ギターやボーカルが少し引っ込んだ印象を受けます。

バランスが変化しようがない音源でも,音量によって聞こえる音のバランスは全く違うのです!

例えば映画館で映画なんか見ると,男性のセリフとかは非常に低音が目立って聞き取りづらいことがあると思います。

ですが,本人の声を直に聞いても低音がモンモンして聞き取りにくいわけではないですよね。

結局映画館のような大音量の場合,普通の話し声さえ低音が目立って聞こえるんです!

あとはライブハウスなんかでSEがかかっている時にも感じると思います。

普段聞いている音源をライブハウスでかける程度の音量にすると,やたらと低音が強く聞こえますよね。

「こんなに低音出てたっけ?」と思ったことがあると思います。

これは単純に音量が大きいためです。

このレベルの音量では低音が目立つんですね!

これはやっかいです。

どれが本来のバランスなのか分からなくなりますね。

ミキシングの際はだいたいスピーカーで,大音量で聴きながら調整します。

この時小さめの音量では聴きません。

ある程度迫力が感じられる,大きい音で音楽は聴くべきなのでしょう。

そのため普段ボーカルが聞こえる程度の音量で音楽を聴いている人には,低音が物足りなく感じるでしょう。

「音楽を聴く」というのは,ボーカルだけ聞こえる程度の音量ではなく「楽器もバランスよく聴こえる音量にする」のが前提条件だと思いますね!

あと安いイヤホン・スピーカーでは高音しか聞こえないので,これも音楽を聴くには不適切でしょう。

スタジオ練習やライブなどの大音量に対応した音作り

話が逸れましたが,実際スタジオやライブなど大音量を出す場合の音作りを考えてみましょう!

上に示したように低音域は音量で変化してしまうため,「家のアンプやイヤホンで聞いて作った音はそのまま使えない」ということになります。

プリアンプやエフェクターにイヤホンを繋ぎ家で音作りをしたとしても,ライブレベルの音量に拡大した場合では聞いた印象が変わってしまいますね。

そのため「家で弾いて気持ちいいセッティング」と「スタジオやライブハウスで弾いて気持ちいいセッティング」は別物となります!

ほんと面倒な楽器ですよ…

低音域のバランスに関しては家で音作りができないんですから。

まあ結局低音が大きく出てしまうので,ライブなどではプリアンプやエフェクターのローをいつもより下げれば解決できますね!

僕の場合はプリアンプが内蔵されたアクティブタイプのベースを使っていますが,家でイヤホンで練習するときはローをブーストしています。

でもスタジオやライブハウスではローをフラットに下げてます。

実際やってみるとちょうどいいんです。

有名なベースの「スティングレイ」はよく音抜けが良いと言われますよね。

あれは50 Hz以下をバッサリカットしてるらしいです。

そのためイヤホンでは少し物足りませんが,ライブではちょうどいいんです!

僕が使用しているZOOMのB3にはグラフィックイコライザー(周波数帯ごとに細かく調整できるイコライザー)も入っているので,スタジオやライブハウスでは必ずオンにし,「50 Hzを下げ120 Hzを上げています」。

ベースの音作りにおいて,ベース単体でよい音でもアンサンブルでは微妙に聞こえる現象があります。

これはギターや男性ボーカルからローが出ているため,ベースのローと合わさって過剰に聞こえます。

50 Hz以下は基本的にスタジオなど大きい音量を出す場合,フラットでも過剰なのです!

こいつは思い切ってカットすると,アンサンブルでボワつくことなく適度にベースラインが前に出てきます。

代わりに120 Hzあたりを上げてやると,低音域がしっかり出ている印象を受けます。

レコーディング等では物足りない音になると思いますが,スタジオやライブハウスではこのような音作りをオススメします!

とにかく「この周波数をカットしたら音がしょぼくなるだろう」と思っても,とりあえず試してみることが大事です。

意外と丁度よかったりするものです。

ベーシストであっても,バンド全体の音のバランスを考えてローは増やさずカットしましょう!

まとめ

・低音と高音のバランスは音量によって変わる

・低音はある程度まで音量を大きくしないと出てこない

・「家やレコーディング用の音」と「ライブ用の音」で音作りは分ける

・ライブではローを下げる

あくまで個人の意見ですが、私はこのような認識で音を作っています。

「家で作った音はそのままライブに使えない」という厄介な事実をお伝えしました。

ローを下げればだいたい解決するので,他はさほど調整しなくても大丈夫です。

ギターのように「ライブのために家で音を作り込む」のはあまり意味がないので,目安程度に考えておきましょう!

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【外音をよく聞こう!】ライブハウスにおけるベースの音作りのコツ

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画像はsoundhouseより引用,https://www.soundhouse.co.jp/howto/bass/di/

前回の記事で「外音はアンプを通過する前の音」という事実をお伝えしました。

そんなわけでアンプを通る前である,ベース本体とエフェクターによる音作りを推奨しました。

では具体的な方法を考えていきましょう!

 

ベース本体の音作り

ライブハウスでは,生音をそのまま増幅させたような音が外音となります。

アンプを通さないそのままの音ですからね。

この時パッシブベースであれば,「トーン」の使い方に気をつけましょう!

客席ではアンプを通さない音が聞こえるため,中音と比較すると薄く感じます。

そのため「高音域(ハイ)」が目立ちます。

ベースでいう高音域とはフレットと弦の接触による「バズ音」や,スラップ奏法における「プル」の音ですね。

ステージ上で聞いてるよりも客席ではハイが目立ち,とても耳障りになる場合があります。

弦を張り立てで金属音がしっかり出る場合や,弦高が低い人はトーンを絞るなどハイを少し抑えることをオススメします!

アクティブベースの場合はハイをカットしましょう!

エフェクターでの音作り

上で説明したように,エフェクターを使う場合もハイの上げすぎに気をつけましょう。

ステージ上で気持ちいい音が鳴っていても,客席では耳が痛くなるケースが多いです。

さらにエフェクターの音量差に気をつけましょう!

エフェクターを踏む前後、または違うエフェクターに踏み替える際に音量差が激しいことがあります。

これは外音の方が中音より大きいため,少しのつまみの差が大きな音量差に聞こえるのです。

ステージ上で違和感がなくても,外音では爆音になるケースが多いです。

また違うエフェクターに踏み替えた時,露骨に音量が小さくなることもあります。

しっかり外音を聞いてつまみを調整しましょう!

少しのつまみの差が外音では大きな差に聞こえるのです。

プリアンプを使う場合の注意点

プリアンプを使う場合はハイだけでなく「低音域(ロー)」に注意が必要です。

プリアンプを使うことで,外音でもアンプを通したような音にできます。

そのためベースのみの時と比較すると音は太くなり,イコライザーによって音作りが可能となります。

ここで注意すべき点は,ローと音量の関係です。

ローは性質上つまみをいじらなくても,アンプやスピーカーの音量を上げると大きくなってしまいます。

詳細は別の記事で書きますが、これが非常に厄介です。

音量を上げるとローも強くなってしまうため,ライブハウスなど大きい音を出す場合はローが過剰となります。

中音がバランス良くても,外音はより音量が大きいためローも強く出てしまい,客席では音がこもったりフレーズが聞き取れなくなります。

外音を確認し適宜ローは下げましょう。

エフェクターのつまみは外音に合わせて調整し,そのあとアンプのイコライザーで中音を調整すると良いでしょう。

「どんなに中音が良くても、お客さんに同じ音は聞こえていない」

この事実を受け止めて音作りを考えましょう!

外音の確認の仕方

これは実際に自分がステージから客席に降りて確認するしかありません(笑)

しかしエフェクターはステージ上にあるため、調整して確認する作業が非常に大変です。

「少しいじって客席へ移動、またステージに戻って調整」

これをひたすら繰り返します(汗)

短いリハの中で満足できる音にするのは慣れが必要です。

ライブ経験を積むことで,ライブハウスでは「ハイとローのつまみはどれくらい下げるとちょうどいいか」とか「アンプはどんなセッティングをするとエフェクターの音がよく反映されるか」など,「どこをどれだけいじればいいか」分かるようになります。

どのライブハウスでも素早く対応できるよう,エフェクターはできる限り少なくしましょう!

 

まとめ

・外音ではハイとローが出すぎるため普段よりも抑える

エフェクターの音量差に気をつける

・ベースやエフェクターのつまみは外音に合わせたセッティングをする

中音は後で「アンプのイコライザー」などで調整

・どんなに中音が良くてもお客さんには聞こえていない

・実際に外音を自分で聞いて判断する

ライブハウスなので外音の音作りをメインで解説しました。

実際に自分が聞く「アンプでの音作り」を別の記事で解説していこうと思います!

それでは!

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https://basskk-bolg.com/entry/2019-06-07-145157/

【初心者必見!】意外と知らない!? ライブハウスにおけるベースの音作りの注意点!

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ベーシストが日々頭を悩ませている「音作り」。

特にライブでのベースの音作りは,ギター以上に難しい。

それは「音の拾い方」がギターとは全く方法が異なるからである。

細かく順を追ってその違いを理解しよう!

 

よく耳にする「中音」と「外音」って?

ライブハウスではスタジオと音の出力環境が全く違います。

普段家やスタジオで楽器を演奏する際,

ギターやベースにシールドをつなぐ

もう一方をアンプのインプットへ接続

キャビネット(スピーカー)から音が出る

という流れですよね?

しかし,ライブハウスではスタジオと違ってとにかく広いです。

そのため「アンプから出た音のみ」では、音量が足りません

ではどうするのか。

ギターの場合では「アンプにマイクを向けて」,マイクで拾った音を客席に向けられた大きいスピーカーから出力しています。

ライブハウスなんかに行くと、必ずギターアンプにはマイクを設置しています。

ドラムも同様ですね。

生音では足りないので、スネアやバスドラなどあらゆるところにマイクを立て、拾った音を客席に向いた大型のスピーカーから出力します。

これがいわゆる「外音」です。

外音とは

ライブハウスのステージ横に積まれた大きなスピーカーから出力される,客席で聞こえる音です。これはアンプから出た音をギターの場合は「マイクで拾って」PAさんに送られ,全体の音のバランスを聞き,「PAさんが音量や音色を調整してスピーカーから出力」します。

でもベースの場合はマイクを立てませんよね…?

それは後ほど。

中音とは

外音に対して,中音はステージ上で演者が聞くです。これはアンプから出たです。いつも練習している環境と同じですね。付け加えると,「かえし(モニター)」もありますね。「かえし(モニター)」とは他のパートの音を演者が聞けるように,PAさん経由で出力された音です。よく足元に倒したスピーカーが置いてありますよね?あれです。ステージ上は広く,また各パートがアンプを客席に向けて演奏します。そのためスタジオのようにアンプからの音を 直接聞くのが難しいんです。また,かえしの音量はPAさんに「○○のかえしください!」とリハの時に言えば調整してくれます。聞こえない音があればどんどん言いましょう。

外音・中音について説明しましたが,客席で聞こえる音はPAさんが調整した後の音なんです!

とはいえギターは高音域ですので、マイクで拾って調整した後に音色が大きく異なることはありません。

ギターの場合は基本的にアンプの音がそのまま客席に聞こえると思って大丈夫です。

さて,ベースの場合はどうでしょうか。

ギターのようにマイクを立てて音を拾ってますか?

してませんよね。それはベースが低音域のため,マイクで十分に拾いきれないのです。

そのためdiに接続しPAへ直接音の信号を送ります

diとライン出力とは?

diとは「ダイレクトボックス」の略で,ライブハウスではアンプ上によく置いてある小さいボックスのことです。

その役割は簡単に説明すると,ベースの信号をクリアにPAさんへ送るために必要となります。

ベースからdiにシールドを接続後,diの裏からケーブルで直接ミキサーへと接続するのです。

これをライン出力とかライン録りといいます。

レコーディングの際もベースはマイク録りではなく,ライン録りが基本です。

diとアンプの関係

diはPAへ直接信号を送ります。ではアンプへの接続は?

ここがとても重要なポイントです!

ベースからdiへ接続した後,

diからPAへのルート

diからアンプへのルート

2つに分岐します。

つまり,客席へ送られる音「外音」は「アンプを通過していない音」なのです!!

どんなにアンプでいい音を作ったとしても,客席には一切反映されません

これを知らないベーシストはとても多い印象です。

ライブハウスには必ずdiが用意されており,なんとなく接続して演奏します。

しかし仕組みを知らないと,演者と客との認識の不一致を招きます。

アンプはあくまで弾いてる自分のためのモニター,という認識が適切でしょう。

よってアンプの手前,ベース本体やエフェクターで音を作る必要があるのです。

 

まとめ

・客席で聞こえる音はアンプを通過する前の音

・音作りはベース本体やエフェクターで

・PAさんによって音やバランスが変わる

アンプはあくまで自分用(モニター)

ライブハウスでライブをする際は,以上のことを考えて準備しましょう!

それではまた!

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はじめまして!

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今までのベースに関する経験や知識を共有できるよう,ブログをはじめました。

不定期ですが,気が向いたら記事を投稿していきたいと思います。

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