ベースだけの音=バンドで聞こえるベースの音 ではありません!

今回は音がビビってしまう人に読んでもらいたい内容です。

さて、バンドでベースの音作りをする時どんな風に作っていますか?

通常は各パートが自分の楽器を適当に鳴らしつつ調整すると思います。

この時、ベースだけで気持ちいい音を作っても全く意味がありません!

というのも、ベース、ドラム、ギター、キーボード、ボーカルの周波数帯は完全に分離などしていません。

ギターでもライブレベルの大音量を出せばかなりのローが出ますし、ベースのハイはギターに被ります。

そんなわけで互いのパートの音が混ざって全体のサウンドとなりますが、ベースだけで聞いた音がバンドアンサンブルでも同じ様に聞こえてなどきません!

ここで経験則ですが、他のパートとの兼ね合いを想定したベースの音作りを伝えたいと思います。

 

ロー

まずギターはローがしっかり出るので、ベースではブーストする必要はありません。

そしてローを過剰に出しているギターにはしっかり文句を言いましょう。

ギターが二本の場合、普通にベースを弾いても弾かなくても変わらないくらいローが出る時があります。

そこにベースを合わせ、しっかり聞こえるようにしようとするとものすごくモワモワしてしまいます。

ベースが出てこれる程度にギターのローは削ってもらい、ベースもローをカットするくらいでちょうどいい音になります。

結論として、ベースだけで聞いてちょうどいい低音よりも少し抑えると、バンドサウンドとしては適切な低音になります。

ハイ

続いて高音ですが、ベースのハイはギターと被ります。

この時、ベースだけだとビビったりバズ音が出ていても、バンドサウンドでは気にならなくなります!

意外と耳障りなハイは隠れてくれます

音源でも分かりますが、ベースだけになった時は意外と音がビビっていることが多いです。

しかし、他のパートが入ると気持ちいい低音が聞こえます。

こんな感じで、ハイは少し目立たなくなります。

逆にゴリゴリの音を出したいのであれば、気持ち強めにハイを出してちょうどよくなります。

これは実際に耳で聞いて適宜調整しましょう。

僕はライブハウスでの音作りが未だに苦手です笑

毎回ハイが強いかな?と思って削りすぎてしまい、バンドサウンドではやたら音が丸く聞こえてしまうことがあります

そのため恐れずハイを出し、バンドサウンドとして聞いてから下げる方向で調整しましょう。

まとめ

・ベースだけの音とバンドサウンドで聞こえるベースの音は全く異なる

・ベースだけで気持ちいい音を作っても意味がない

・ローは他のパートからも出るため、ベースでは少し抑える

・ハイは他のパートに隠れるので、多少のビビリは聞こえない

以上のように、一人で音作りをしても全く意味がありません

当然他のパートの機材が変われば、自分のベースの聞こえ方も変わります。

他のパートとの兼ね合いが非常に重要です。

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