【外音をよく聞こう!】ライブハウスにおけるベースの音作りのコツ

f:id:BassKK:20191229123434j:plain

画像はsoundhouseより引用,https://www.soundhouse.co.jp/howto/bass/di/

前回の記事で「外音はアンプを通過する前の音」という事実をお伝えしました。

そんなわけでアンプを通る前である,ベース本体とエフェクターによる音作りを推奨しました。

では具体的な方法を考えていきましょう!

 

ベース本体の音作り

ライブハウスでは,生音をそのまま増幅させたような音が外音となります。

アンプを通さないそのままの音ですからね。

この時パッシブベースであれば,「トーン」の使い方に気をつけましょう!

客席ではアンプを通さない音が聞こえるため,中音と比較すると薄く感じます。

そのため「高音域(ハイ)」が目立ちます。

ベースでいう高音域とはフレットと弦の接触による「バズ音」や,スラップ奏法における「プル」の音ですね。

ステージ上で聞いてるよりも客席ではハイが目立ち,とても耳障りになる場合があります。

弦を張り立てで金属音がしっかり出る場合や,弦高が低い人はトーンを絞るなどハイを少し抑えることをオススメします!

アクティブベースの場合はハイをカットしましょう!

エフェクターでの音作り

上で説明したように,エフェクターを使う場合もハイの上げすぎに気をつけましょう。

ステージ上で気持ちいい音が鳴っていても,客席では耳が痛くなるケースが多いです。

さらにエフェクターの音量差に気をつけましょう!

エフェクターを踏む前後、または違うエフェクターに踏み替える際に音量差が激しいことがあります。

これは外音の方が中音より大きいため,少しのつまみの差が大きな音量差に聞こえるのです。

ステージ上で違和感がなくても,外音では爆音になるケースが多いです。

また違うエフェクターに踏み替えた時,露骨に音量が小さくなることもあります。

しっかり外音を聞いてつまみを調整しましょう!

少しのつまみの差が外音では大きな差に聞こえるのです。

プリアンプを使う場合の注意点

プリアンプを使う場合はハイだけでなく「低音域(ロー)」に注意が必要です。

プリアンプを使うことで,外音でもアンプを通したような音にできます。

そのためベースのみの時と比較すると音は太くなり,イコライザーによって音作りが可能となります。

ここで注意すべき点は,ローと音量の関係です。

ローは性質上つまみをいじらなくても,アンプやスピーカーの音量を上げると大きくなってしまいます。

詳細は別の記事で書きますが、これが非常に厄介です。

音量を上げるとローも強くなってしまうため,ライブハウスなど大きい音を出す場合はローが過剰となります。

中音がバランス良くても,外音はより音量が大きいためローも強く出てしまい,客席では音がこもったりフレーズが聞き取れなくなります。

外音を確認し適宜ローは下げましょう。

エフェクターのつまみは外音に合わせて調整し,そのあとアンプのイコライザーで中音を調整すると良いでしょう。

「どんなに中音が良くても、お客さんに同じ音は聞こえていない」

この事実を受け止めて音作りを考えましょう!

外音の確認の仕方

これは実際に自分がステージから客席に降りて確認するしかありません(笑)

しかしエフェクターはステージ上にあるため、調整して確認する作業が非常に大変です。

「少しいじって客席へ移動、またステージに戻って調整」

これをひたすら繰り返します(汗)

短いリハの中で満足できる音にするのは慣れが必要です。

ライブ経験を積むことで,ライブハウスでは「ハイとローのつまみはどれくらい下げるとちょうどいいか」とか「アンプはどんなセッティングをするとエフェクターの音がよく反映されるか」など,「どこをどれだけいじればいいか」分かるようになります。

どのライブハウスでも素早く対応できるよう,エフェクターはできる限り少なくしましょう!

 

まとめ

・外音ではハイとローが出すぎるため普段よりも抑える

エフェクターの音量差に気をつける

・ベースやエフェクターのつまみは外音に合わせたセッティングをする

中音は後で「アンプのイコライザー」などで調整

・どんなに中音が良くてもお客さんには聞こえていない

・実際に外音を自分で聞いて判断する

ライブハウスなので外音の音作りをメインで解説しました。

実際に自分が聞く「アンプでの音作り」を別の記事で解説していこうと思います!

それでは!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

https://basskk-bolg.com/entry/2019-06-07-145157/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です