【弦高よりも効果的】ナットを調整するだけでベースが弾きやすくなる!

f:id:BassKK:20191201140455j:plain

以前書いたように、ベースの弾きやすさにおいて「ナット」は極めて重要です!

一般的には「弦高とネックの反りを調整すればいい」と思われていますが、それはナットが適切な状態でないと意味がありません。

あまり知られていませんが、ナットを調整するだけで驚くほど弾きやすくなりますよ。

ナットとは?

ナットとは「0フレット」とも言われいます。

普段開放弦以外を弾くときは、必ずどこかのフレットを押さえますよね?

そして「押さえたフレットとブリッジまでの間」がピッキングにより振動します。

では開放弦を考えると、これは「ナット部分で押弦している」と捉えられます。

つまり「ナットは他のフレットの高さと基本的に同じであるべき」と言えます。

さて、普通のベースはナットがフレットよりも高い(溝が浅い)状態だと思います。

そのため「ナットの溝を削って高さを下げる」ことが必要になります。

この状態ではどんな問題が出てくるのでしょうか?

ナットの高さと弦高

ではなぜ「ナットが高いと弾きにくい(低いと弾きやすい)のか」に言及します。

それは、ナットが高いと「そもそもの弦高が高くなるため押さえにくく、テンションも増加するから」です。

ナットが他のフレットより高ければ高低差が生まれるため、押弦の際により弦を指板に押し付けなくてはなりません。

例えば1フレットを押さえるとき、最も角度が急のため最も力が必要になります。

ローポジションではこの押弦しにくさが目立ち、余計な力が必要なので速いフレーズを弾くときは非常に大変です。

そもそも普段の弦高調整は「ブリッジのサドルの高さ」で調整してしていますよね?

つまりベース全体で見ると,ブリッジのみしか調整していないことになりますね。

逆にヘッド側は固定されています。

よって弦全体の高さを下げるなら「ヘッド側のナットの高さ」も下げる必要があります。

そう考えると,ナットを適切な高さまで削って下げるのは当然ですね。

続いて弦のテンションですが、ナットが高いと弦高が上がるので結果的にテンションも上昇します。

つまりピッキングに力が必要になり、スラップするにもすぐ指が痛くなってしまいます。

しかし強いピッキングが好きな人もいますので、自分がどんなタイプか考えて削りましょう。

「強くピッキングしてもビビらず、それでいてロータリーがしやすいベース」というのは矛盾しています。

弾きやすいベースはそれ相応の脱力や振り抜き方を覚えなくては、ただただバズ音のひどいベースになります。

いろんなタイプのプレイをしたい場合はベースを複数本使い分けましょう。

何事もバランスが大切です。

攻めたセッティングにしすぎず、オールラウンドなセッティングにするのもオススメします。

ナットの削り方

ナットを削って下げることで以上の問題を解決できます。

「そんなちょっと削るくらいで本当に弾きやすくなるのか?」と思う気持ちはわかります。

僕も最初はそう思ってました。

何よりナットを自分で削るなんてリスキー過ぎますよね。

「素人がやったら危険」「そもそも削る器具なんて手に入るのか」と思いましたが、意外と簡単です。

削るには「直径1mmかそれ以下の棒ヤスリ」を使いましょう!

僕が使っているものは絶版で売っていないみたいです。

直径1mmのダイヤモンドヤスリです。

このヤスリなら最も細い1弦の溝でも削れます。

削り方として気をつけることは

・なるべくネックに対して平行に削る

・めんどくさがらず少し削ったらチューニングして確認する

・弦の丸みがしっかりハマるような溝にする

他のフレットより少し高い程度でやめる

開放弦でビビらないように注意

・1フレットを軽く押しただけで押弦できる程度には削る

ナットは削りすぎたらアウトです!

買い替えるしかありません。

しかし削らなすぎては意味がありません。

何度も言いますが「めんどくさがらずにこまめにチューニングして確認」してください!

開放弦がビビらず、1フレットが簡単に押弦できるようになったらオーケーです。

サドルをいじって改めて弦高を調整し、完成です。

今までと比べてはるかに弾きやすくなっていると思います!

テンション低下に伴って、今までの強さで弾いていたらビビります。

脱力やキレイな振り抜きフォームを覚えましょう。

いずれにせよ今までは「速いフレーズや激しいフレーズ、スラップすると指が痛くなっていた」のに、「押弦しやすい」「スラップが軽い力でいいためロータリーができる」といった使い心地になったのではないでしょうか?

最初は慣れていないので一気に削り過ぎず、何回にも分けて弾き心地を確かめながら削りましょう。半年くらいかけてもいいと思います。

勇気を出して削ってみましょう!!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【ベース】ZOOM B3 アンシュミの使い方と注意点

f:id:BassKK:20190707125856p:plain

ZOOM B3はマルチエフェクターで,プリアンプやエフェクターだけでなくアンプシュミレーター(アンシュミ)も入っています。

アンシュミは使い方を誤ると沼にはまります。

便利ですがむやみに使う前に,正しい使い方を考えましょう。

アンシュミの役割

「アンシュミ」とは,これを使うとAmpegやHartkeといった各種アンプ(アンプヘッドとキャビネット)の前で聞いているような状況を再現します。

つまりスタジオやライブハウスのステージ上で,アンプにベースを接続して弾いているいつもの状況が再現されています。

これが何を意味するかというと「ライン録りなのにアンプの前で聞いているような空気感が味わえる」ということです。

公式サイトによると

スピーカーの音響特性をシミュレートする12種類のキャビネットモデルと組み合わせて、実在モデルと同様の本格的なアンプサウンドをライン接続で再現。異なるメーカーのアンプとキャ ビネットを組み合わせて、独創的なアンプサウンドを作り出すことも可能です。

と書かれています。

以下,公式サイトURLです。

https://www.zoom.co.jp/ja/products/bass/b3-bass-effects-amp-simulator-pedal

通常生音だけでライン録りすると,のっぺりした奥行きのない音になります。

しかしアンシュミを通してやると,奥行きやボトムまで響く感じが得られます。

サンズなど,プリアンプの中にはこうした空気感を再現したものもあります。

しかし大抵は空気感のない音になってしまうので,レコーディングや弾いてみた動画にはアンシュミを追加で挟むのが理想です。

実際のレコーディング現場では

ベース→プリアンプやアンプヘッド→DI

で音を拾います。

最後にPC上で後からアンシュミを通してやったり,マイクを置いたような空気感や音の広がりを「マスタリング」で調整します。

B3を使った場合は

ベース→プリアンプ→B3(アンシュミかつインターフェイス)→PCなど

といった流れになると思います。

なんにせよ「アンシュミは主にライン録りで空気感を出すために使う」という認識が正しいのではないかと思っています。

ライン録りでのアンシュミの使い方

B3のアンシュミでは,必ずパラメーターの最後に「Mix」のつまみがあります。

これはベースからの信号を「どれくらいキャビを通過させた音にするか」を調整できます。

よってMixを100にすると「完全にキャビを通過した空気感のあるリアルなアンプサウンド」が得られます。

プリセットではこのMixが50になっています。

また別の記事でも書いたように,パッチごとにエフェクトバランスを調整できるので大元のこのバランスも考慮する必要があります。

これが低ければ,そもそもアンプサウンドらしさが減りますからね。

僕は「パッチのバランスは70,キャビのMixは100」にしています。

またB3はキャビの種類も選べるため,ヘッドとキャビのメーカーを変えることもできます。

スタジオ,ライブでのアンシュミの使い方

さて,これまではあくまで「ライン録り」のみについて言及してきましたが,スタジオやライブハウスでは気をつける点があります。

「家でライン音を聞いて音を作り,スタジオやライブハウスに持ち込む場合」です。

ライン音を聞く宅録とは違い,置いてあるアンプにつながなくてはなりません。

つまり「アンシュミで作った,キャビを通過した空気感のある音」を「さらにアンプを通して出力する」ことになります。

これでは二重になってしまいます。

しかしアンシュミのアンプヘッドは有効にしておきたいので,「キャビのみをなくす」作業が必要です。

よってアンシュミの「Mixを0」にします。

スタジオにはキャビがありますし,ライブハウスでは客席のスピーカーがキャビとなるので,Mixは0でないとボワついた音になります。

必ずこれはカットすることを忘れないよう気をつけましょう!

つまり「実質プリアンプとして」使用することになります。

アンシュミによるプリアンプの二重がけ問題

ここでどうしても問題となるのは,「アンシュミの音をさらにアンプヘッドに入力することになる点」ですね。

アンプヘッドのInputに入力するため,「プリアンプの二度がけ」になります。

これはアンシュミに限らず,プリアンプで音を作ってライブする人は誰もが経験したことがあると思います。

よくある対策は「アンプのセンド/リターンから入力すること」です。

ここに接続すると,アンプのヘッド部分を経由しないため,持ち込んだプリアンプの音のみが反映されます。

しかしライブハウスではDIがヘッドより前に接続されており,短い転換やリハ時間で挿し替えたりしてもらうのは現実的に厳しいです。

そんなわけで一般的には「場数を踏んで,どのアンプでも瞬時に望みの音作りができるようになれ」と言われています。

僕は8年ベースをやっていますが,ライブハウスの経験は十数回程度のため,いまだにできません。

アンシュミの話から逸れましたが,アンシュミを「ライン臭くない空気感がある音を作るための成分」とするならば,「ライブハウスではアンシュミを外す」のがベストかもしれません。

もちろんアンシュミのみで音を作っているなら,「Mixを0にするだけ」でいいと思います。

どっちにしろ,目の前にあるアンプから自分好みの音を作れるようになる必要があります。

これができれば苦労しませんが笑

仮にセンド/リターンでバイパスした音が出せても,結局スタジオやライブハウスの大きさやPAさんの技術,ましてやキャビが毎回違うので「一様な音を出すことは無理」ということです。

そこを受け入れ,どんな状況でも素早く調整できる技術を身につけるのがベストです。

さらにプリアンプを複数接続している人は,なるべく一つにしましょう。

でないとライブ当日にアンプを含め,いくつもパラメーターがあり「過剰に加工された音」になったり,「どこを調整すればいいのかわからない」という事態になります。

ベーシストの音作りはバンドで飛び抜けて難しいので,とにかく耳で聞いてその都度対応しましょう!

まとめ

まとめとして,ZOOM B3のアンシュミは

・宅録などのライン録り時に使う

・別でプリアンプを接続している場合,スタジオやライブハウスでは外す

Mixを0にし,ただのプリアンプとして使うのもあり

このようにアンシュミはアンプ特有の音の厚みや広がりが出ますが,スタジオやライブハウスでは邪魔になってしまうケースがあります。

そこを理解した上での音作りを心がけましょう!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【初心者必見】ベースの種類と使い心地・サウンドを徹底解説!

あなたは最初の一本はどう決めましたか?

最初はベースの音色の違いなんて正直わかりませんよね。

でもどうせなら自分好みのベースを手にしたいですよね!

ということで,ベースの種類と音色や使い心地を解説していきます。

アクティブベース

そもそも同じタイプのベースでも,アクティブかパッシブで全く異なります。

アクティブベースとは「プリアンプが内蔵されたベースで,9 Vの乾電池を使用」します。

サンズやMXRなどのアウトボード型のプリアンプとは違い,ベースのつまみの金属板下に小型のプリアンプが内蔵されています。

つまり何もエフェクターを繋がなくても,出力される音は加工されています。

またピックアップのボリューム以外に「ベース,トレブル,ミドル」に対応したEQつまみがあります。

またトーンのつまみは基本ついていません。

トレブルのつまみがあるため不要のようです。

メリット

・手元のつまみで音作りができる

・パッシブと比べてパワーが強く,輪郭があり音抜けがよい

・フラットでも音が太い

アン直でも外音が調整できる

・ノイズに強い

デメリット

・アクティブ状態では搭載されたプリアンプの色が強く,他の音色にできない

・プリアンプが気に入らないとアクティブの意味がない

・抜けやすい分,各パートがバラバラに分離して聞こえがち

・電池交換が面倒だったり,電池切れトラブルが起きる

また電源は「9 Vの乾電池」で供給されます。

つまみの裏側に電池を収納しています。

注意点として,シールドを挿している間ずっと電池が消費され続けます。

電池をオンにするスイッチはありません。

さらに電池の消費量がわからないので,ライブ当日に音が出ないことも起きます。

必ず前日には新品に交換しましょう。

使用頻度にもよりますが,大体半年以上は電池がもちます。

パッシブベース

電池不要の普通のベースです。

ピックアップのボリューム,トーンのつまみがあります。

メリット

・良くも悪くもクセのない普通の音

・音の個体差が少ない

・プリアンプと組み合わせて,好みの音が作れる

・細かなニュアンスが出やすい

・アンサンブルに馴染みやすい

デメリット

アクティブと比べて音が細い

・アウトボード型のプリアンプで音作りする場合,演奏中に調整しにくい

・ベース単体の音作りの幅が狭い

・アン直では外音がヘボくなる

・動きのあるフレーズが抜けてきにくい

いかがでしょうか?

これらの特徴を踏まえ,自分の欲しい音はどっちのタイプで出せるのか考えて選びましょう!

続いて有名所のベースの種類を解説していきます。

プレシジョンベース

通称「プレベ」というタイプです。

エレキベースとして最初に出たタイプです。

Precisionは「正確」の意味です。

ウッドベースと違いフレットが打たれており,誰もが正確な音程が出せるという意味合いらしいです。

今では当たり前ですね。

特徴

ピックアップが一つ

・ネックが太く,音圧がある

音色は「ベンベン」といった,ハイが少なくローミッドが強い

ハイが弱いため,バキバキなスラップサウンドは難しい

・余分なローが少なく,ボワつかない

・音抜けが良い

・誰が聞いてもプレベの音とわかる

僕としてはピックでゴリゴリ弾くロックに向いていると思います。

一方,平凡なクセのないベースの音には向いてません。

なんとなくウッドベースのような,木の鳴りをイメージする音色です。

やはり古い年代の曲にはプレベが使用されているので,古い音色に感じるかもしれません。

指弾きではロックのような速いルート弾きには向いていないと思いますが,パーカッシブな休符を意識したメロディアスなフレーズに向いています。

ローミッドがしっかり出て不快なハイが出ないので,ピッキングが強い人にはオススメです。

実際の音は動画サイトなど参考にしてください。

ジャズベース

通称「ジャズベ」というタイプです。

これはプレベの次に作られました。

ギターのジャズマスター同様,当時流行していたジャズプレイヤーに受け入れてもらおうとして作られたタイプです。

決して「ジャズ専用のベース」ではありません。

ジャズべはプレベをより現代的に改良したタイプなので,ジャズだけでなくロックやポップスにも合います。

特徴

フロント,リアの二つのピックアップ

・フロントはボワつきのある柔らかい音

・リアは固い輪郭のある音

・フロントとリアのボリュームが同じ時,ノイズを打ち消す「ハムバッカー効果」が得られる

・ネックが細く,プレベと比較して,音が細い

プレベと比較して,広い周波数帯をカバーした音

・クセがなく,どんなジャンルにも使える

・音色は「ボンボン」といった,普通の音で目立つ帯域がない

プレベと比べてローミッドがカット

・ドンシャリぽいサウンド

ハイがしっかり出るので,スラップ向き

オールラウンドで普通のベースの音を求める人に向いています。

初心者の人は,ゴリゴリのピック弾き以外しない人以外はジャスべを買っておくと無難です。

ピックアップのボリュームバランスを変えるだけで全く違う音色になります。

速い動きのあるフレーズやタッピングをする場合はリアピックアップ,柔らかくブーミーな音を出したければフロントピックアップを強調したセッティングにすると良いでしょう。

プレベと違いピックアップが二つあるため,両者のバランス次第で広い音作りが可能となります。

一方,プレベと比較するとハイがしっかり出るので,ピッキングが強いとフレットノイズが目立ってしまいます。

ローミッドがプレベよりカットされているので,音の輪郭は見えにくい印象です。

また周波数帯が広いので,余計なローもしっかり出ます。

プリアンプのセッティング次第ではしっかりローをカットしないと,特にアクティブタイプでは音抜けが悪くなるので注意しましょう。

実際の音は動画サイトなど参考にしてください。

PJベース

これはフロントにプレベのピックアップ,リアにジャズベのピックアップを搭載した「プレベ・ジャズベ融合タイプ」です。

種類が少なく,あまり目にしないタイプです。

特徴

プレベ,ジャズベのピックアップを搭載

フロントのみにすることで,プレベらしいサウンドが得られる

・ネックはジャズベと同じく細い

・ハイはプレベ,ミドルとローはジャズベのような音

・プレベのクセをなくしたような音

・適度なローミッドが出るため音抜けがいい

これはよく「プレベ,ジャズベどっちつかず」と言われますが,ジャズベのような余計なハイがカットされているので使いやすいです。

またフロントのみではプレベサウンドになるので,ライブでプレベサウンドも欲しい時は持ち替える必要がなく便利です。

プレベ,ジャズベ両方の音が好きな人にオススメです。

実際の音は動画サイトなど参考にしてください。

スティングレイ

MUSIC MANのStingrayです。

プレベ,ジャズベをFender社で開発したClarence Leonidas Fender(レオ・フェンダー)氏がMUSIC MANを設立し開発したベースです。

レッチリのFleaが使用していたことで有名になりました。

丸っこいボディが印象的です。

特徴

・ハムバッカーピックアップがブリッジ寄りに一つ

・アクティブタイプで,ボリューム,トレブル,ミドル,ベースのつまみが合計四つ

・50 Hz以下がバッサリカット

ミドルが強く,ブリブリなサウンド

音抜けが良い

・ハイはジリジリした音のため,不快ではないバズ音が目立つ

・スラップは「ベチベチ」といった,音圧が強くコンプがかかった感じ

・ネックは6点留め

・誰が聞いてもスティングレイの音とわかる

ピックアップがジャズベのリアあたりにあるため,自然と固めの抜けが良い音になります。

別の記事に書いたように,50 Hz以下をカットしておりライブは丁度いいローが出ます。

その分ライン録りではローが薄いため,足すことをオススメします。

指弾きでメロディアスなフレーズやスラップを多用する人にオススメです。

実際の音は動画サイトなど参考にしてください。

ワーウィック

Warwickのベースです。

小型で独特な曲線を持つ,木目の目立つボディが特徴です。

なんとなく高級感があり,高そうに感じるメーカーです。

特徴

・ピックアップは基本的に二つ

・つまみは三~四つ

ボワつくローがない

音色は「ペコペコ」 といった感じで,ハイミドルが強く細い

・歯切れがよく,ジャズベのリアのみのサウンドに近い

・誰が聞いてもWarwickの音とわかる

音の性質上,テクニカルなプレイをする人が好んで使います

種類によっては重低音も出るため,どのタイプか確認しましょう。

ファンク,ブルース,フュージョンに限らず,ロックやメタルに使用する人も多いメーカーです。

実際の音は動画サイトなど参考にしてください。

リッケンバッカー

ベースの中では古株な存在です。

The Beatlesが愛用していたため有名になりました。

リッケンバッカーならではの少々角張った重そうなボディが特徴です。

特徴

・シングルコイルピックアップがネックエンド付近と,ブリッジとの中間に一つずつ

・それぞれのピックアップごとにボリューム・トーンのつまみが合計四つ

・ピックアップ切り替えスイッチがある

・リアピックアップにピックガードがついている物が多い

音色は「コリコリ」といった感じで硬く,プレベに近い

硬い音色のため,音抜けが良い

・ハイはジリジリした音で少し歪んだイメージ

・トラスロッドが二本

構造上スラップがしにくい

流行った時代的にピック弾きで使用する人がほとんどです。

プレベに近いサウンドで,歪ませて弾きたい人にオススメです。

実際の音は動画サイトなど参考にしてください。

Lシリーズ

G&LのL-2000やL-1500などのベースです。

プレベ,ジャズベ,スティングレイを開発したFender氏が,最後に設立したG&Lで開発したベースです。

特徴

・ハムバッカーピックアップは二つ

・シリーズ/タップ/パラレル,アクティブ/パッシブ/トレブルブースト,三パターンのピックアップセレクターの切り替えスイッチが合計三つ

・ボリューム,トレブル,ベースのつまみが合計三つ

・ピックアップが一つのL-1500もある

組み合わせ次第でプレベ,ジャズベ,スティングレイらしいサウンドが得られる

・パワーが強く,クセが強い

いかかでしょうか?

ベースの種類によって音色は全く違います。

初心者はわからないと思いますが,特徴を意識して聞いてみるといいと思います!

中には聞いたこともないベースもあったと思います。

一番大切なことは,「自分の欲しい音が出る」「試奏してから購入する(ネットはオススメしません)」です。

以上を踏まえて購入しましょう!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【ベース】弦のゲージ(太さ)やテンションと音作り

f:id:BassKK:20191229124520j:plain
今回はベース弦のゲージ(太さ)やテンションによって、音色がどのように変化するのかを書いていきます。

あくまで経験則ですが、音作りの参考になると思います。

 

 

弦のゲージ(太さ)

そもそも「ゲージ」とは弦の太さのことです。

弦を買うとき、パッケージに数字がいくつか書いてありますが、あれは弦の太さを表しています。

一般的な4弦では、1弦から

45-65-85-105

くらいです。

弦の種類によって様々ですが、だいたいこの程度です。

数字が大きいほど弦が太くなります。

 

ゲージ(太さ)とテンション

「テンション」とは弦の張りの強さです。

テンションの強い弦は力が必要で弾きにくく、弱い弦は軽い力で弾けます。

このテンションは弦が太いほど強くなります。

同じ4弦でも108では固くて弾きにくく、95では緩くて弾きやすいです。

「1弦と4弦では、太い4弦の方がテンションが弱いのでは?」と思った方。

そもそもチューニングが違うので、単純に太さで比較はできません。

もし弦のテンションが強くて弾きにくい場合は、細い弦にするとテンションが下がり弾きやすくなります。

このように、弦のゲージはテンションに直結します。

 

弦のテンションと音

さて、テンションが変わると音はどう変化するのでしょうか?

同じ弦を比較した場合、テンションが強いほど音抜けが良くなります。

言い方を変えると、ローが締まります。

テンションが強いと、単純に弦の振動が小さくなります。

ゆるゆるな弦とビンビンに張った弦を想像すれば分かりますね。

また1弦から4弦に下がっていくほど、弦の振動が大きいですよね。

この時テンションは1弦から4弦にかけて低下していると思います。

テンションが強く弦の振動が小さいと余計な振動をしないため、音に芯ができます。

言い方を変えると、ローが減った感覚になります。

逆にテンションが弱く振動が大きいと、どうしてもボワついてしまいます。

つまりローが余分に出力されてしまいます。

例えば4弦の5Fと3弦の開放弦は同じ音ですが、4弦の5Fの方が音が太く感じますよね!

事実テンションは4弦の方が弱く、振動が大きいです。

このように、同じ音でも弦のテンションによって全然違う印象を受けます。

なんとなく太い弦の方がローが強くなりそうに思いますが、太くなる分だけテンションが強くなり、結果的にそこまでローが出なかったりするんです。

補足ですが、弦高を下げるとテンションも下がるため、結果的にローが増えてボワつきます。

テクニカルに特化したセッティングの人は、その分ローをカットする必要が出てきます。

また市販のベースは弦高が高くセッティングされているためテンションが強めですが、その分余計な振動が少なく音抜けが良く感じます。

テクニカルな人よりアン直の初心者の方がライブで良い音を出しがちなのは、このためでしょう。

テクニカルを求めるほどローが増えるので、上手くバランスを考えましょう。

ゲージを変えたり弦高を下げてテンションが弱くなったら,セッティングも見直しましょう!

この時単純にローを削るより,グライコで最低音の周波数のみカットするとよいでしょう。

テンション低下による余分なローは「音圧」に一番効いてる気がします。

そのためローミッドの120 Hzなどはカットしなくていいと思います。

ボワつきの原因である「音圧」をコントロールできる,最低音の周波数のみ調整してみましょう!

 

まとめ

・弦のゲージを下げるとテンションが弱くなる

低いゲージは弾きやすい

・テンションが下がるとローが増える(音抜けが悪くなる)

・テンションによって同じセッティングでも音色が変わる

 

ゆるゆるなセッティングになるほど弾きやすいのですが、余計なローが出てボワつきの原因になります。

バランスが難しいですね。

テクニカルベーシストであるVictor Wootenはかなり細い弦を使っていますが、低音が細いWarwickのベースを使用し、リアピックアップ付近でピッキングするため、ローがかなり抑えられています。

気になる人は一度弦を買ってみましょう!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【セッティング公開!】エフェクターやベースの設定を完全解説!

機材紹介で触れなかったエフェクターやベースのセッティングを公開していきます。

まだエフェクターのことがよくわからない方や,音作りに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 

エフェクターボードの概要

これが実際に使用しているボードです。

ベース界の三種の神器と言われる「マルコン,サンズ,B3」を使用しています。

f:id:BassKK:20191201133240j:image

エフェクターは背面にマジックテープを貼り付け,ボードに固定しています。

また高さの調節のために薄いベニヤ板を貼り付けているものもあります。

丁寧に信号を追っていくと

ベース→チューナー→マルコン→サンズ→ZOOM B3→DIやアンプ

といった直列の繋ぎ方です。

アトリエのベースを使用する場合は,アクティブとして使用しマルコンとEQを常時オンにしています。

MULTI COMP

音の粒を揃えるコンプレッサーです。

基本どのベースでもこのセッティングです。

常時オンで使用しています。

f:id:BassKK:20191201133258j:image

・GAIN:つまみは最小です。エフェクターはブースター以外,踏む前後で音量差がないセッティングにするのが基本です。僕の場合は0にしないと音量が上がってしまうので,このセッティングにしています。コンプらしい音がほしい人は適宜上げていいと思います。

・COMP/LIMIT:12時にしています。14時以降では「ザ・コンプ」というサウンドになるため,抑えています。まるまるスラップの場合は,上げたほうがキレのよいスラップサウンドを得られます。僕は常時オンのため,このセッティングで使用しています。

・MODE:TUBESIMにしています。真空管のような深みと音の太さが丁度いいです。

 

SANSAMP BASS DRIVER DI

「サンズ」と呼ばれる,アウトボード型のプリアンプ・歪みエフェクター・DIです。

最近はスラップ用のエフェクターとして使用しています。

またこのセッティングで,指弾き用に適度な歪みのある音を出すためのプリアンプとしても使用します。

他にもアジカンなどのピックでゴリゴリしたサウンドを出すとき,プリアンプとして使用します。

その時は適宜セッティングを変えますが,日常的に使うこのセッティングを載せました。

f:id:BassKK:20191201133305j:image

ほぼフラットです。

スラップ用なのでTREBLE,PRESENCEを少し上げています。

BLENDは意外と低いよりは,12時程度まで上げたほうが音抜けが良くなる気がします。

アトリエ単体のスラップはパーカッシブで好きですが,サンズを踏むと歪みがかかり攻撃的なサウンドにできます。

RADの曲とかに合います。

こんなふうにアトリエサウンドのスラップ,サンズサウンドのスラップが使い分けられるので,曲の雰囲気に合わせて使い分けます。

パッシブタイプにはプリアンプとして使ったりします。

スラップソロとして使うなら,音量は少し上げるといいでしょう。

 

ZOOM B3

いろんなエフェクターやアンプシュミレーターを搭載したマルチエフェクターです。

Graphic EQ→Z-TRON→Squeak

の順に信号が進みます。

EQは常時オンで使用しています。

f:id:BassKK:20191201133252j:image

ZOOM B3を使う上で注意してほしい点があります。

B3は最初からプリセットのパッチが入っており,空きのパッチがありません

自分の設定を保存するには,既存のパッチを上書き編集する必要があります。

新しいパッチを作るときは,消してもいいパッチを選んで編集しましょう。

もう一つは,パッチごとにエフェクトのミックス具合が調整できる点です!

つまり,どんなにエフェクターのエフェクトレベルを上げても,大元のパッチ自体のエフェクトレベルが低ければ,サウンドにエフェクトが反映されません!

最初の頃これに気づかず,あまりエフェクトがかからなかった思い出があります。

プリセットのパッチはものによって,30/100くらいに下げているものがあります。

そのパッチで編集した場合,エフェクトの効果はかなり低くなりますよね。

必ずパッチ自体のエフェクトバランスを確認しましょう!

上の方にあるTOTALを押すと,パッチ自体の音量やミックス具合を調整する画面になります。

f:id:BassKK:20191201133242j:image

LEVELはとりあえず100で固定しています。

原音とエフェクト音のミックスバランスは,このパッチの場合は70にしています。

これは使うエフェクターやアンシュミによって設定を変えましょう。

100にするとエフェクト音のみになります。

B3をエフェクターのみとして使用するなら,100でいいと思います。

特に空間系のエフェクターはバランスが低いと,エフェクトのかかりが悪くなります。

アクティブベースはプリアンプが搭載されているので,EQやアンシュミを通すときにバランスを100にすると,アクティブ由来のサウンドが抑えられてしまいますね。

そのためあえて70程度まで下げています。

とにかく使うベースやエフェクターによってバランスはいろいろ試してみましょう。

このように,名前はアトリエ用に設定しています。

f:id:BassKK:20191201133310j:image

続いて各エフェクターのセッティングを解説します。

Graphic EQ

周波数帯ごとに調整ができる,7バンドのパラメトリックイコライザーです。

常時オンにしています。

f:id:BassKK:20191201133302j:image
f:id:BassKK:20191201173234j:image

f:id:BassKK:20191201133246j:image

EQセッティングの記事の通り,50 Hzをバッサリカット,120 Hzをブースト,10 kHzは少しだけ下げています。

このセッティングでは音抜けがよく,ビビリが抑えられた上にスラップはキレのよいサウンドをキープできます。

グラフィックイコライザーの場合は,「ロー」としてしか調整できないのでパライコの方が良いです。

こんなふうに50 Hzは下げて120 Hzを上げるのは,普通のプリアンプやアンプのイコライザーではできません。

Z-TRON

これはQ-TRONのシュミレートでしょう。エンベロープフィルター・オートワウです。

ソロやセッションで使います。

スラップにも合うので遊べます。

空間系エフェクターのため,入力信号のハイが強いとキンキンして不快な音になります。

アクティブベースはしっかり入力信号を抑えたり,ハイ成分を下げておきましょう。
f:id:BassKK:20191201133249j:image
f:id:BassKK:20191201133316j:image

Senseは1くらいで丁度いいです。

これ以上はクセが強いので,このセッティングにしています。

またResoは適宜エフェクトの強さを変えましょう。

だいたい6-8くらいで変えています。

これくらいだと,指弾き・スラップで気持ちいいワウ音が得られます。

Squeak

これはギターで使われるProCo RATのシュミレートでしょう。

歪みエフェクターです。

エッジの効いた表に出てくる歪みです。

ソロやノイジーなサウンドがほしいときに使います。

サンズの歪みとは異なるので,曲によって使い分けましょう。

スリーフィンガーと相性がよく,低音がスッキリした歪みのため埋もれません。
f:id:BassKK:20191201133235j:image
f:id:BassKK:20191201133255j:image
Toneはハイを抑えてアンサンブルになじませたい時に適宜下げましょう。

ベースソロの歪みとして使うときは,Toneを90にすると前に出てきます。

Levelは意外と120まで上げて丁度いいです。

あとはアンサンブルで聞こえてくるように調整しましょう。

ATELIER Z DAL-4

以上のセッティングに対して,ベースのセッティングを解説します。

外観はこんな感じです。

f:id:BassKK:20191201140422j:image

見えにくいですが,スロープとフィンガーランプを取り付けています。

すべて手作りです。

スロープは角材を削りヤスリでなめからかにした後,黒のアクリル絵の具でコーティングしています。

フィンガーランプはダンボールを黒いビニールテープで巻いたものです。

各つまみ

他の記事でも書いたように,フロント・リアを7/10程度まで下げています。

トレブルはフラットですが,新しい弦にしたときは適宜トーンとして下げています。

ベースは軽くブーストしています。
f:id:BassKK:20191201140443j:image

一方,下の画像は通常のフラットな状態です。

フロント・リアはフルテンだとこれくらいです。

ベースはフラットだとこの位置です。
f:id:BassKK:20191201140440j:image

ネックの反り

写真でわかるか微妙ですが,このように軽い順反りです。

f:id:BassKK:20191201140434j:image

弦高

ネックエンド付近の弦高です。

4弦は少し高くしています。
f:id:BassKK:20191201140430j:image

ピックアップはこれくらいです。
f:id:BassKK:20191201140428j:image

斜め上から見るとこんな感じ。
f:id:BassKK:20191201140448j:image

最終フレット付近。
f:id:BassKK:20191201140452j:image

ピックアップとの距離感。
f:id:BassKK:20191201140425j:image

ブリッジはこれくらい。
f:id:BassKK:20191201140459j:image

12フレット付近から見た。
f:id:BassKK:20191201140437j:image

ネックの中間くらい。
f:id:BassKK:20191201140502j:image

1フレット目はこれくらい低めに。
f:id:BassKK:20191201140455j:image

こんな感じの弦高になっています。

まとめ

・クリーンサウンドはアクティブベースのイコライザーとEQのみ

・マルコンは音粒を揃える程度に

・サンズはスラップ用,歪み用にセッティング

・B3のパッチ自体のミックスバランスに注意

僕のベースサウンドは以上のセッティングにしています。

あとはライン録り用に,個別でアンシュミごとのパッチを作るのはいいと思います。

ライブハウスでもトラブルが起きにくいセッティングとして,アンシュミを使わない音作りとしました!

各エフェクターを買おうか迷っている方は,こんな感じで使用できるので参考にしてください。

ネックの反り具合や弦高など,あくまで一例なので自分の機材に合ったセッティングをしましょう。

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【邦楽編】カッコいいベーシストおよびバンド・曲まとめ

f:id:BassKK:20191229120055j:plain

この記事では,オススメのベーシストおよびバンドと曲をひたすら挙げていきたいと思います!

かる~く使用機材やエフェクター等にも触れています。

ベーシストの方はぜひ参考に!

公式MV,PVが公開されているもののみリンクも載せています。

埋め込みでは容量が重くなるので、リンクを貼るだけにしました。

随時更新していく予定です。

「このベーシストもかっこいいですよ」など教えていただけたら幸いです。

まずは邦楽に絞って挙げていきます。

なお掲載順には全く意味はありません。

プレーヤーをメインに紹介しているため,アニソン・アイドル曲等はバンドやプレーヤーとして独立していないため,この記事には含めませんでした。

 

数が多く書き終わるのに時間がかかるため,とりあえず公開しています。

まだまだスカスカですがご容赦ください。

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

亀田誠治

東京事変,椎名林檎のベーシスト。

ベースを広めるべく「ベースの日」を設定した人物。

基本はピック弾きで,指弾きやスラップもする。

ベースは高く構え,スラップは親指上向きスタイル。

基本的に歪んだ音を出し,うねるベースラインや休符を意識したノリのよい音の切り方など,非常におしゃれ。

ジャズベやYAMAHA BBを使用。

ファズはVoodoo-BASS,ディレイはDeluxe Memoryman,ベースシンセはmicro Synthesizerを使用。

ファズはoutputをフルにして常時ONで使用。

アンプは,レコーディングではAmpeg B15,ライブではAmpeg SVTを使用。

ライブではアン直でつまみはフラット。

ベースおすすめ曲

・丸の内サディスティック

https://www.youtube.com/watch?v=Sy_08-HcR3Y

・透明人間

・電波通信

・絶対絶命

・キラーチューン

https://www.youtube.com/watch?v=lC8la4l4RhQ

・能動的三分間

https://www.youtube.com/watch?v=NTKwzRAdY7w

・修羅場

https://www.youtube.com/watch?v=TlgDgNDSZYE

・群青日和

https://www.youtube.com/watch?v=gD2mhJ3ByGQ

 

ハマ・オカモト

OKAMOTO’S,星野源や数々のアイドル・歌手のサポートも行うベーシスト。

Fenderのプレベを使い,エンドース契約もしている。

指弾きで,ベースは高く構えスラップは親指が上向きスタイル。

昔ながらのフレーズを好み,抜群のグルーヴ感がある。

ザ・プレベの音で,古き良きベースサウンドが特徴。d Bass D

アンプはWild Bass DXを使用。

基本的にエフェクターは使用しない。

ベースおすすめ曲

・HEADHUNT

https://www.youtube.com/watch?v=J1Ul1CrV5yE&feature=emb_title

・90’S TOKYO BOYS

https://www.youtube.com/watch?v=qNMTGTJ0ovA

・SEXY BODY

https://www.youtube.com/watch?v=dWXuh8znva0

・SUN

https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=7gcCRAl58u4&feature=emb_title

・恋

https://www.youtube.com/watch?v=jhOVibLEDhA&feature=emb_title

 

tetsuya

L’Arc〜en〜Cielのベーシスト。

ESPの5弦アクティブベースを使用。

基本はピック弾きでダウンピッキングのみ。

ダウンピッキングでしか出せない音感と疾走感が特徴。

ライブでも絶対にミスらない安定感を持つ。

アンプはAmpeg SVTを使用し,プリアンプは使わない模様。

コンプレッサーはMXR kimiter,歪みにはBIG MUFF πを使用。

とにかく動くうねるフレーズで,コピーは難しい。

ソロでは歪ませギターのようなフレーズを奏でる。

ベースおすすめ曲

・HONEY

https://www.youtube.com/watch?v=WmM-KTcG3QY&feature=emb_title

・Blurry Eyes

・Driver’s High

https://www.youtube.com/watch?v=bzuuxp7dsxQ&feature=emb_title

・STAY AWAY

https://www.youtube.com/watch?v=Dwj8qNrv1kI&feature=emb_title

・花葬

https://www.youtube.com/watch?v=_erGU8VYKuE&feature=emb_title

・HEAVEN’S DRIVE

 

中尾憲太郎

ナンバーガールのベーシスト。

RICKEN BACKERにサンズを合わせ、ゴリゴリなピック弾き。

ベースおすすめ曲

・鉄風 鋭くなって

https://www.youtube.com/watch?v=R-DFX8WdCvU&feature=emb_title

・透明少女

https://www.youtube.com/watch?v=SUAnU1A38ec&feature=emb_title

・NUM-AMI-DABUTZ

https://www.youtube.com/watch?v=EyKzOzSJmw0&feature=emb_title

・OMOIDE IN MY HEAD

・TATOOあり

 

山田貴洋

ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)のベーシスト。

Fenderのプレベを使用しピック弾きでゴリゴリな音を出します。

フレーズはシンプルながらもキャッチーかつかっこいいので、ベース初心者の方はコピーしたことがあるはずです。

初期はサンズもしくはAmpegで歪ませたサウンドが印象的です。

近年は落ち着いたストレートなプレベサウンドですね。

ベースおすすめ曲

・遥か彼方

https://www.youtube.com/watch?v=XggsuWPjLhc&feature=emb_title

・羅針盤

・リライト

https://www.youtube.com/watch?v=cr8magEp0Ho&feature=emb_title

・Re: Re:

https://www.youtube.com/watch?v=9b1saSniBGo&feature=emb_title

・自閉探索

・旅立つ君へ

・ムスタング

https://www.youtube.com/watch?v=IY8wRFYQW9c&feature=emb_title

・新世紀のラブソング

https://www.youtube.com/watch?v=OH5hK-8jn8k&feature=emb_title

・それでは、また明日

 

OKP-STAR

Aqua Timezのベーシスト。

MODULU QuantumやATELIER Zの5弦ベースを使用し,指弾き。

歌にしっかり合うメロディアスなベースラインを奏でる。

ブリブリな輪郭の見える音を出す。ベースは低く構え,スラップは親指が下向きスタイル。

ベースおすすめ曲

・Velonica

https://www.youtube.com/watch?v=AnUhTg1DSNU&feature=emb_title

・向日葵

・虹

https://www.youtube.com/watch?v=KVs_U-FA0rc&feature=emb_title

・アスナロウ

https://www.youtube.com/watch?v=t6pHd8NFNe4&feature=emb_title

・一瞬の塵

・日曜讃歌

・MASK

https://www.youtube.com/watch?v=W9iHsOqVrho&feature=emb_title

・ナポリ

田村明浩

スピッツのベーシスト。

ジャズベ・プレベはもちろん,いろんなベースを使い指弾き。

他の楽器を邪魔せず間をきれいに埋める、動きのあるベースラインが特徴です。

歌モノらしいベースラインです。

ベースおすすめ曲

・チェリー

https://www.youtube.com/watch?v=Eze6-eHmtJg&feature=emb_title

・春の歌

https://www.youtube.com/watch?v=94uxNQqmknk&feature=emb_title

・ロビンソン

https://www.youtube.com/watch?v=51CH3dPaWXc&feature=emb_title

 

日向秀和

Nothing’s Carved In Stone、ストレイテナー、TK from 凛として時雨などのサポートメンバーも務めるベーシスト。

指・ピック弾き、スラップを匠に使いこなすテクニカルなプレイが特徴。

LAKLANDのジャズベをメインで使用し、MXR DIやDarkglass B7Kなどを使用するため,ブリブリな音からゴリゴリな歪みまで使い分ける。

空間系のエフェクターやワーミーなど数多くのエフェクターを使用し、巨大なボードを組んでいる。

またピック弾きではサンズとプレベの組み合わせでガシガシ弾く。

StingRayもたまに使用。

曲に合わせて大胆に音色を変えたり,エフェクターを多用するため幅広いサウンドが楽しめる。

ベースおすすめ曲

・Spirit Inspiration

https://www.youtube.com/watch?v=ROpGaQiTVm0&feature=emb_title

・Out of Control

https://www.youtube.com/watch?v=jHbR1wPeCaQ&feature=emb_title

・Inside Out

・Like a Shooting Star

https://www.youtube.com/watch?v=ZwzHnbjBsJM&feature=emb_title

・Beginning

https://www.youtube.com/watch?v=dyaMZbhUheE&feature=emb_title

・シンデレラソング

https://www.youtube.com/watch?v=hwVfk96veOw&feature=emb_title

・Fantastic Magic

https://www.youtube.com/watch?v=SJubeTlS9CQ&feature=emb_title

 

中村和彦

9mm Parabellum Bulletのベーシスト。

ESPのベースを使用。

サンズとオーバードライブで歪んだローミッドをしっかり出し,アンプはAmpeg SVTを使用。

主に指弾きが多く、ピック弾きも。

ライブでは異常にBPMが上がりメチャクチャ激しいプレイが特徴。

ベースおすすめ曲

・Black Market Blues

https://www.youtube.com/watch?v=mNFHg5vQ2pU

・Cold Edge

https://www.youtube.com/watch?v=X6AzbA6U4N8

・ハートに火をつけて

https://www.youtube.com/watch?v=pWH11t2JKds

・新しい光

https://www.youtube.com/watch?v=o-GO9joQudE

・ダークホース

・Lost!!

https://www.youtube.com/watch?v=QvzzTBJ3IgY

・生命のワルツ

https://www.youtube.com/watch?v=rVqgv3LzAuc

 

山崎英明

School Food Punishment、siraphのベーシスト。

ベーシストが好むベースラインを奏でます。

うねるようなフレーズがよく出てきてハイポジションも使ってメロディアスなフレーズを弾きます。

音の切り方が上手く、タイトにブレず休符を意識したフレーズが気持ちいいです。

ベースが歌っているような感覚になりますね。

指弾きでジャズベにサンズを組み合わせ、ドンシャリすぎずミドルがしっかり出します。

ベースおすすめ曲

・goodblue

・butterfly swimmer

・light prayer

・futuristic imagination

・You May Crawl

 

ウエムラユウキ

ポルカドットスティングレイのベーシスト。

LAKLANDのベースを使用。

適度に歪んだ音で指弾き,ベースは高く構えスラップは親指が上向きタイプ。

わりと動くベースラインで,スラップも所々に入れてくるので楽しい。

ベースおすすめ曲

・テレキャスター・ストライプ

https://www.youtube.com/watch?v=3ad4NsEy1tg

・夜明けのオレンジ

https://www.youtube.com/watch?v=elpURvNVx-k

・ミドリ

・シンクロニシカ

https://www.youtube.com/watch?v=EQL9mZtIY5o

・人魚

https://www.youtube.com/watch?v=rudHfB6hatw

 

上ちゃん

マキシマムザホルモンのベーシスト。

StingRay,MODULUS,近年はSadowskyを使用。

アンプはHartkeを使用し,コンプではなくリミッターを使用。

かなりバキバキ,ギラギラな音色で指弾きやスラップを多様する。

レッチリのFleaに影響を受けており,ベースは腰くらいの位置でスラップは親指が下向きのタイプ。

スラップ好きな人は必ずコピーするでしょう。

ダウンチューニング曲も多く,太い弦を張ったほうが良さそう。

ベースおすすめ曲

・上原~FUTOSHI~

・生理痛は神無月を凍らす気温。

・ROLLING 1000tOON

・ロッキンポ殺し

・ブラック¥パワーGメンスパイ

・ぶっ生き返す

・「F」

https://www.youtube.com/watch?v=l-33SkD_tnw

・え・い・り・あ・ん

https://www.youtube.com/watch?v=TdwT5JlH8gM

・maximum the hormone

https://www.youtube.com/watch?v=MmfUyyUL07A

 

おかっち

ヒステリックパニックのベーシスト。

SugiGuitarsのベースを使用し,指弾き。

ギラギラ・ブリブリなサウンドを使い分け,ハードコアな曲調にマッチするスラップを多用。

ベースは腰あたりに構え,スラップは親指下向きスタイル。

ベースおすすめ曲

・弱虫ライオット

https://www.youtube.com/watch?v=K_l0GS5rXjY

・シンデレラ・シンドローム

https://www.youtube.com/watch?v=hneN8kDVKIA

・優勝ファンファーレ

https://www.youtube.com/watch?v=LHo_xo4mlcY

・うそつき。

https://www.youtube.com/watch?v=gJFvNmeGPz4

・Shut up

https://www.youtube.com/watch?v=CN7rwTPHgoM

 

RedZibra

Ailiph Doepaのベーシスト。

Warwickやジャズベの5弦ベースを使用。

主に指弾きでピック弾きもする。

ベースは腰あたりに構え、スラップは親指が下向きタイプ。

力強いアタックで、バズ音をうまく利用している。

MXR DIを使用しているが、サンズらしいハードコアなギラギラした音色でスラップも多様する。

曲として独特なフレーズが多く、ベースも同様耳に残りやすいフレーズが多い。

ベースおすすめ曲

・Lemon

https://www.youtube.com/watch?v=Caj7IBO31OI

・Machu Picchu

https://www.youtube.com/watch?v=S8eU-HIHFWo

・Galactic Kamadouma

https://www.youtube.com/watch?v=ui_bKglyq2U

・Melt Bitch

https://www.youtube.com/watch?v=q2YP5yhc6xM

 

直井由文

BUMP OF CHIKENのベーシスト。

Fenderジャズベでピック弾き。

ギターのようにメロディアスなフレーズを弾く。

初期はMUSIC MANのStingRayを使用。

エフェクターは使わず,FenderのBASSMANにアン直。

DIにはAVALON  U5を使用。

元々ギターをやっていたこともあり,ベースのフレーズはやたら動く。

フレーズは動くがアンサンブルでのバランスが良く,決して主張しすぎない。

また1番と2番でも全く違うフレーズを弾くため,完コピは至難の技。

ベースおすすめ曲

・グロリアスレボリューション

・Sailing Day

https://www.youtube.com/watch?v=F9L7QAL5m5g

・天体観測

https://www.youtube.com/watch?v=j7CDb610Bg0

・ハルジオン

・カルマ

https://www.youtube.com/watch?v=mTdcxQZcQAE

・Hellow,world!

https://www.youtube.com/watch?v=rOU4YiuaxAM

 

武田祐介

RADWIMPSのベーシスト。

YAMAHABB(PJタイプ),Sadowskyなどのジャズベを使用。

4弦だけではなく5,6弦ベースも使いこなす。

基本は指弾きでたまにピックを使用し,ベースを高めに構えスラップは親指が上向きタイプ。

ルート弾きもするがメロディアスなフレーズを多用。

サンズやMXR DIを使用し,曲ごとに使い分けている模様。

ファズとしてred ripperも組み込んでいる。

スラップはまさにサンズの音で,とても気持ちがいい。

またギター等の上モノが強い曲ではサンズを使用している。

アンプはaguilarを使用。

気持ちいいローミッドが出るアンプで,余分な金属音は出ない。

ライブでのソロ回しなど,ベーシストにとっては楽しい曲が多い。

ベースおすすめ曲

・おしゃかしゃま

https://www.youtube.com/watch?v=7MaF-bWeLGw

・ギミギミック

・遠恋

・揶揄

・グラウンドゼロ

・いいんですか

https://www.youtube.com/watch?v=gkOWPlW-Tb8

・DARMA GRAND PRIX

・One man live

 

原昌和

the band apartのベーシスト。

ESPのAmazeやスティングレイを使用し,ピック弾き。

手首を柔らかく使い,ガシガシ力強いピッキングをする。

ベースは高めに構え,スラップは親指上向きスタイル。

ORANGE Ampを使用し,ゴリゴリに歪ませたサウンドが特徴。

フュージョン,プログレ的なリズムが得意で,休符を意識したフレーズが多い。

このグルーヴ感を出すにはゴースト・ノートを上手く使える必要がある。

ベースおすすめ曲

・ピルグリム

https://www.youtube.com/watch?v=nba_DfNBQI0

・Eric. W

https://www.youtube.com/watch?v=zOjntswREw8

・ZION TOWN

https://www.youtube.com/watch?v=LZymtEQJQfM

・夜の向こうへ

・beautiful vanity

・photopraph

 

休日課長

ゲスの極み乙女。のベーシスト。

GugiNB4のベースを使用し、指弾き。スラップは親指が上向きのスタイル。

Darkglass B7Kやファズ、オーバードライブなどを使用。

ベースおすすめ曲

・猟奇的なキスを私にして

https://www.youtube.com/watch?v=dDn04KCpdR0

・キラーボール

https://www.youtube.com/watch?v=Wooi39K0pXg

・パラレルスペック

https://www.youtube.com/watch?v=apr2JCdpTbQ

・私以外私じゃないの

https://www.youtube.com/watch?v=Ae6gQmhaMn4

 

首藤義勝

KEYTALKのベーシスト。

ジャズベとプレベの両方を使用。

主にピック弾きで,指弾きやスラップもする。

ベースは腰くらいに構え,スラップは親指下向きスタイル。

BB-1X Bass Driverを常にオンにしている。

スラップ時にはサンズをエフェクターとして使用。

基本的に歪んだサウンドで,プレベらしいサウンドが特徴。

ベースおすすめ曲

・MATSURI BAYASHI

https://www.youtube.com/watch?v=VK7y85uNevg

・太陽系リフレイン

https://www.youtube.com/watch?v=_cIxcdUEagQ

・MONSTER DANCE

https://www.youtube.com/watch?v=N39glrfql0I

・トラベリング

https://www.youtube.com/watch?v=Eki5u-DhIjc

・ララ・ラプソディー

https://www.youtube.com/watch?v=c3m891yk_Xw

・ASTRO

https://www.youtube.com/watch?v=4TBP_rhDRmY

 

田淵智也

UNISON SQUARE GARDENのベーシスト。

Classic Style J4 / 田淵智也カスタムを使用。

基本的にこの黒いジャズベを使い、指弾き。

またプリアンプにサンズアンプを使用し、適度なフレットノイズが出ている。

キメが多く、よく動くフレーズの割にしっかりノリを出している。

ベースおすすめ曲

・シュガーソングとビターステップ

・オリオンをなぞる

・天国と地獄

 

Ryota

ONE OK ROCKのベーシスト。

4, 5弦ベースを使用し,指弾き。

サンズやAmpeg SVTを使用し,ローミッドを出しつつ少し角のあるサウンド。

ベースおすすめ曲

・じぶんROCK

・完全感覚Dreamer

・Riot!!

・恋ノアイボウ心ノクピド

・アンサイズニア

・Rock, Scissors, Paper

・Crazy Botch

・Deeper Deeper

MOMIKEN

SPYAIRのベーシスト。

TOP DOGの5弦パッシブジャズベを使用し,指弾き。

ラウド寄りだがあえてパッシブベースを使用している。

重厚なベースサウンドかつ適度に輪郭が見え,アンサンブルを分厚くしている。

Providence DBS1をプリアンプとし,サンズ,マルコンも使用。

サンズはブレンド,ドライブともにフルテンだが,ミックスをドライ寄りにすることで,ザラつき感のみを出している。

ベースおすすめ曲

・0 GAME

・サクラミツツキ

・ROCKIN’ OUT

・RAGE OF DUST

YOH

ORANGE RANGEのベーシスト。

ATELIER ZのM245や,プレベタイプのVintage 504 YOH MODELベースを使用し指弾き。

ギラギラしたサウンドが特徴で,昔はAmpeg SVTなどを使用していたが,最近はORANGEアンプを使用。

Providenceの後ろにサンズ,MXRを接続し両方オン。

サンズはハイをかなりカットしつつ,MXRではミドルを押し上げている。

歪みにはBig Muffを使用。

ベースおすすめ曲

・*~アスタリスク~

・イケナイ太陽

・上海ハニー

・男子ing session

・ヤング8

・CRAZY BAND

・キリキリマイ

安井英人

BIGMAMAのベーシスト。

5弦ベースも使う。主にYAMAHAのBBを使用し、指弾き。高い位置に構えるためスラップは親指が上向のスタイル。スラップ時にはサンズアンプをエフェクターとして使用。

ベースおすすめ曲

・Swan Song

・かくれんぼ

・秘密

・荒狂曲”シンセカイ”

辻村勇太

BLUE ENCOUNTのベーシスト。

Fenderジャズベを使用し,指弾きとピック弾きを使い分ける。

スラップは親指が下向きスタイル。

強めのピッキングで,歪みのあるゴリゴリなサウンドが特徴。

アンプはMESA Boogie Bass Strategy Eight:88を使用し,サンズやDarkglass B7Kを使用。

ベースおすすめ曲

・バッドパラドックス

・VS

・アンバランス

・Survivor

・コンパス

滝口大樹

感覚ピエロのベーシスト。

Sugi Guitarsのベースやジャズベを使用。

指弾き、ピック弾きをし、ベースは腰あたりに構えてスラップは親指が下向きタイプ。

サンズやBass BB、Wild Stompなどのプリアンプをいくつか使い分けている。

曲によってかなり動き回るフレーズも弾く。

ベースとしておすすめ曲は

・メリーさん

・A-Han!!

・ウラムの螺旋

会心撃未来

です。

岸田

岸田教団&THE明星ロケッツのベーシスト。

Fenderプレベを使用。

Ampegでしっかり歪ませ,ザ・プレベの音というサウンドをゴリゴリなピック弾きで出す。

サビはしっかりルート弾きをするが,それ以外はパワフルなピッキングながらも動くフレーズが多い。

シンプルながらかっこいいフレーズが多い。

ベースとしておすすめ曲は

・ストレイ

天鏡のアルデラミン

ストライク・ザ・ブラッド

・Hack&Slash

です。

345

凛として時雨のベーシスト。

SCHECTERのベース(PJタイプ)を使用。

サンズや歪みエフェクターを使用し,かなりの重低音をピック弾きで出し、ボトムを支えている。

BOSS ODB-3やIbanez PD-7を歪みとして使用。

スリーピースかつギターはジャキジャキのテレキャスターであるため、ベースは重低音をしっかり出す必要がある。

基本的にダウンチューニングだが、高音弦も使って前に出るフレーズも弾く。

ベースとしておすすめ曲は

・DISCO FLIGHT

・abnormalize

・I was music

Hysteric phase show

・knife vacation

です。

明希

シドのベーシスト。主にESPのベースを使用し、ピック弾き。ブリッジよりでゴリゴリ弾きつつ、アンペグとの組み合わせでローミッドがしっかり出ているため抜けるサウンドとなっている。エイトビートだけでなく、ジャズやボサノバ、スカのようなリズムも取り入れている。稀にスラップもする。

ベースとしておすすめ曲は

乱舞のメロディ

・いいひと

・糸

・cosmetic

・gossip!!

です。

あきらかにあきら

THE ORAL CIGARETTESのベーシスト。指弾きでスラップは親指が上向きスタイル。ベースを右肩にかけ、高い位置で構える。

サンズアンプはタッピング用にのみ使用。

ベースとしておすすめ曲は

狂乱 Hey Kids!!

・容姿端麗な嘘

・BLACK MEMORY

・気づけよBaby

です。

関根史織

Base Ball Bearのベーシスト。主にジャズベでピック弾き。たまにプレべも使うことがある。ザ邦ロックのベースというようなプレイが特徴で,ドラムとリズムを支えるフレーズが得意。

ベースとしておすすめ曲は

・抱きしめたい

・転校生

・Stairway Generation

・STAND BY ME

です。

Tomohiro/高安朝浩

FACTのベーシスト。SCHECTERのベースを使い,ハードながらもラインが見えるブリブリなラウド系ベースサウンドが特徴。洋楽のベースのようなクリアな空気感が良いですね。

ベースとしておすすめ曲は

・a fact of life

・The Shadow Of Envy

・FOSS

です。

信人

UVERworldのベーシスト。

ベースとしておすすめ曲は

CORE PRIDE

D-tecnoLife

藤原寛

andymoriのベーシスト。

ジャズベを使用し,指弾き。

スリーピースなためギターが大げさに動き回るフレーズを弾かない分,ベースが自由に動きのあるフレーズを弾く。

カントリー・スカ系統なため,ウォーキングベースなどメロディアスなフレーズが特徴。

ベースとしておすすめ曲は

・CITY LIGHT

・Sunrise&Sunset

ベンガルトラウイスキー

・クレイジークレーマー

・僕が白人だったら

・FOLLOW ME

モンゴロイドブルース

加藤慎一

フジファブリックのベーシスト。

・徒然モノクローム

・線香花火

今沢カゲロウ

junko

打首獄門同好会のベーシスト。

櫻井哲夫

鳴瀬喜博

カシオペアのベーシスト。

フュージョンバンドであるため,テクニカルなプレイが多い。

多弦ベースを使用し指弾き。

チョッパー(スラップ)を多用することから,「なるちょ」と呼ばれている。

IKUO

テクニカル系ベーシスト。

MASAKI

「ギター殺しのベーシスト」とも言われる,ギターサウンドのような歪みと速弾きが得意なベーシスト。

BOH

BABY BETALのベーシスト。

日野”JINO”賢二

TOKIE

新井和輝

King Gnuのベーシスト。

ベースとしておすすめ曲は

・白日

・Vinly

・Slumberland

です。

NOHANA

ステレオポニー,Draft Kingのベーシスト。

Fender Deluxe Active Precision BASSPJタイプを使用し,指弾き。

アンプはAmpeg SVTを使用し,アン直である。

ポップ・ロックテイストなフレーズで,3ピースながら間を埋めるサウンドが特徴。

ベースおすすめ曲

・星屑カンテラ

Never Look Back

・I do it

・小さな魔法

・ビバラ・ビバラ

TOMOMI

SCANDALのベーシスト。

・少女S

・DOLL

草刈愛美

サカナクションのベーシスト。

アルクアラウンド

・多分、風

新宝島

あいにゃん

Silent Sirenのベーシスト。

DICK

MONKEY MAJIKのベーシスト。

ベースとしておすすめ曲は

・Delicious

・Around The World

です。

SIN

SiMのベーシスト。

露崎義邦

パスピエのベーシスト。

後鳥亮介

indigo La Endのベーシスト。

下野ヒトシ

mihimaru GT

GOT’S

Flowのベーシスト。

Warwickの5弦ベースを使用。

・Steppin’ out

タニタツヤ

ヨルシカのベーシスト。

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【ベース】マルチ含むEQの使い方 おススメセッティング

f:id:BassKK:20191229202928j:plain

今回はアンプのEQではなく、マルチエフェクターやボードに組み込んだEQのおススメセッティングを書いていきます!

ベースの音抜けが悪くて悩んでいる人は必見です。

僕はATELIER ZのDAL-4をメインで使用していますが、こいつはドンシャリでミドルが引っ込み抜けてきません。

普段はロックやポップスを弾くので、本当はミドルがしっかり出てベースラインがわかるような音作りがしたいんです。

ミドルの感じはスティングレイをイメージしてほしいです。

スティングレイの場合、ハイにクセがあってスラップする時など「いかにもスティングレイ」という音がします。

レッチリのフリーやホルモンの上ちゃんを思い浮かべてください。

しかし、僕は普通のジャズベのスラップ音をメインで出したいので、あくまでジャズベにこだわっています。

そんなわけでアクティブのジャズベを使いつつ、しっかりミドルが前に出るサウンドを目標にしています。

そもそもアクティブならイコライザーが付いてると思いますが僕のアトリエはベースとトレブルしかありません。

肝心のミドルはいじれないのでZOOM B3のEQでうまくミドルを出してやろうという考えです。

では実際のセッティングを公開します。

50 Hz

ここはいわゆるベースの音圧を司る周波数です。

僕はこれを「-10」にカットしています。

ポイントとして、スティングレイのサウンドは「60,70 Hz以下がバッサリカットされている」ことです。

弾いたことある人は分かると思いますが、スティングレイは超低音がほぼ出ておらず、音量を上げても変にボワつくことが一切ありません!

以前書いた記事の通り、音量を上げると低音も増大します。

結果的に60,70 Hz以下をカットしているスティングレイは、ライブくらいの音量でちょうどいい低音感を感じるのです。

さすがプレベ、ジャズベを作ったFenderの創始者レオ・フェンダーが最後に作ったベースモデル。

プレベ、ジャズベを作り、Fenderを去った後に新たなモデルとして誕生したのがスティングレイです。

順番的には一番優れたベースモデル、とも言える気がしますね。

長くなりましたが、ライブくらいの音量では50 Hzをバッサリカットしてもちょうどいい低音が出る、ということです。

逆に録音など直接ライン録りする場合はちょっと低音がヘボくなります。

適宜上げて調整しましょう。

120 Hz

ここはベースのブリブリ感を司る周波数です。

ここで注意点として、50 Hzをカットせずに120 Hzだけ上げるとブーミーなサウンドになり使えません!

ミドルをしっかり聞かせたい!と思って単純に120 Hzだけを上げても音は過剰出力なサウンドになってしまいます。

しかし50 Hzをバッサリカットしていると、上げてもブーミーにならず気持ちいいミドルが出てくれます。

過剰なローが出ずにバランス良く出力されます。

僕はこれを「+10」までブーストしています。

10あたりから急にローミッドが強調され始めるので,思い切って上げてみましょう。

4.5 kHz

ここはプレンズンスと呼ばれる領域で、スラップのギラギラ感とかビビりの金属音を司る周波数です。

僕はアトリエ本体のイコライザでトレブルはカットしません。

カットするとただ音がこもってしまいます。

しかしEQなら4.5 kHzだけを調整できます。

僕はこれを「-4」にカットしています。

こうするとアトリエ特有のドンシャリ感からくるビビりが抑えられ、それでいてスラップしても音がこもり過ぎないんです!

一つ下の1.5 kHzのところはカットせず、ここだけカットすると音がこもり過ぎずにビビり音が抑えられます。

ベース本体のセッティング

今回EQで細かくセッテングを書きましたが、そもそもの本体のセッティングを書かなければ意味がないので最後にまとめます。

フロント&リアピックアップ

ここは別の記事にも書いた通り、共に7/10程度に下げています

こうするとアトリエ特有のクセの過剰な部分が抑えられて、僕にとってちょうどいい音になります。

ドンシャリが抑えられ、ミドルが出るイメージです。

トレブル

ここはカットせずフラットです。

ビビりなどトレブルをカットすれば解決しますが、トレブルとしてカットすると音がこもってしまいます。

そのため細かく周波数帯をいじれるEQで、4.5 kHzだけを下げました。

こうすることで不快な金属音の周波数だけを下げ、それ以下のハイ成分は残しているので音がこもりにくくなります。

ベース

これはDAL-4だとブーストのみのつまみです。

僕は2/10くらいブーストしています。

ライブやスタジオ練ではフラットでいいと思いますが、家でライン録りする場合は低音がヘボいのでブーストしています。

最近の音作りについて

最近はアンシュミではなくEQでほぼ音を作っています。

これはアクティブベースである(プリアンプが搭載されている)うえにアンシュミを挟むと、ライブ時にはステージのアンプ含めて3つもプリアンプを使っていることになります。

これは単にいじれるパラメーターを増やしてしまい、目的の音を作る障害にしかなりません。

ラインでアンシュミありきの音を作りこんでいた場合、スタジオやライブハウスではさらにアンプを通すため複雑になってしまいます。

そのためあえてアンシュミは使わずEQだけでライン音も作っています。

この音に慣れてる方がライブハウスの外音の調整がスピーディーにできます。

もちろんライン録りやレコーディングにはアンシュミを使っていいと思いますが、僕はライン録りとライブハウスの外音を別で作るのがだるいので、ライブハウスに合わせてアンシュミを使わない音作りをやってます。

補足ですが、通常レコーディングではアンプ通過後のライン音のみ使用するパターン(アンシュミ使用も含む)マイクを立て拾った音もミックスするパターンがあります。

そのためライン録りではアンシュミを使うのがむしろ普通だと思います!

それかパッシブに切り替えてアンシュミを使うといいでしょう!

このアンプの音がいい、と考えているならアンシュミをぜひ使うべきです。

とはいえ本来アンプ通過前の音をPAに送るのは、アンプ通過後の音ではPAが音を調整しにくくなるからです。

クセの強いアンシュミを通した音をPAに送る場合、外音のアンサンブルが酷くなったりしますね。

なにしろ「外音ありきの音作り」をするべきですね!

アンシュミ使っても外音が良ければ、それがベストです。

ただ、リハでアンシュミのパラメーターをいじって外音が上手く出たとしても、ステージ上のアンプから出る音も上手く作らなくてはなりません。

アンシュミ通過後の音をまたアンプに送り込むことになるので、アンプの種類によっては全然上手くできないことが多いです(経験談)。

短いリハの間に完成させるには、アンプ重ねを避けた方が楽です!

アンプはEQ以外のパラメーターが多くて、なかなか大変ですよね。

だからこそアクティブベースなら、ライブではアンシュミを使わずEQだけの方が調整しやすいです!

またライブかどうかに関わらず、普段からアンシュミメインじゃない音作りにしておくと楽、という内容でした。

まとめ

50 Hzはバッサリカットしてボワつきを抑制

・その分120 Hzをブーストし輪郭のあるローミッドを出力

4.5 Hzを少しカットしビビリを軽減しつつこもらせない

フロント、リアともに7/10でクセを低減

・アクティブベースならアンシュミを入れない方が楽

EQは今回説明した箇所以外はいじっていません(フラット)。

やはりアクティブベースなら、さらにプリアンプを導入するのではなく、あくまでEQのみいじる方が楽だと思います!

手元と足元、アンプなんてライブのたびにいじってられませんからね。

EQはいじる周波数帯の数で何パターンもありますから、根気よくいろいろ試してお気に入りのセッティングを見つけてみてください!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

ベースだけの音=バンドで聞こえるベースの音 ではありません!

今回は音がビビってしまう人に読んでもらいたい内容です。

さて、バンドでベースの音作りをする時どんな風に作っていますか?

通常は各パートが自分の楽器を適当に鳴らしつつ調整すると思います。

この時、ベースだけで気持ちいい音を作っても全く意味がありません!

というのも、ベース、ドラム、ギター、キーボード、ボーカルの周波数帯は完全に分離などしていません。

ギターでもライブレベルの大音量を出せばかなりのローが出ますし、ベースのハイはギターに被ります。

そんなわけで互いのパートの音が混ざって全体のサウンドとなりますが、ベースだけで聞いた音がバンドアンサンブルでも同じ様に聞こえてなどきません!

ここで経験則ですが、他のパートとの兼ね合いを想定したベースの音作りを伝えたいと思います。

 

ロー

まずギターはローがしっかり出るので、ベースではブーストする必要はありません。

そしてローを過剰に出しているギターにはしっかり文句を言いましょう。

ギターが二本の場合、普通にベースを弾いても弾かなくても変わらないくらいローが出る時があります。

そこにベースを合わせ、しっかり聞こえるようにしようとするとものすごくモワモワしてしまいます。

ベースが出てこれる程度にギターのローは削ってもらい、ベースもローをカットするくらいでちょうどいい音になります。

結論として、ベースだけで聞いてちょうどいい低音よりも少し抑えると、バンドサウンドとしては適切な低音になります。

ハイ

続いて高音ですが、ベースのハイはギターと被ります。

この時、ベースだけだとビビったりバズ音が出ていても、バンドサウンドでは気にならなくなります!

意外と耳障りなハイは隠れてくれます

音源でも分かりますが、ベースだけになった時は意外と音がビビっていることが多いです。

しかし、他のパートが入ると気持ちいい低音が聞こえます。

こんな感じで、ハイは少し目立たなくなります。

逆にゴリゴリの音を出したいのであれば、気持ち強めにハイを出してちょうどよくなります。

これは実際に耳で聞いて適宜調整しましょう。

僕はライブハウスでの音作りが未だに苦手です笑

毎回ハイが強いかな?と思って削りすぎてしまい、バンドサウンドではやたら音が丸く聞こえてしまうことがあります

そのため恐れずハイを出し、バンドサウンドとして聞いてから下げる方向で調整しましょう。

まとめ

・ベースだけの音とバンドサウンドで聞こえるベースの音は全く異なる

・ベースだけで気持ちいい音を作っても意味がない

・ローは他のパートからも出るため、ベースでは少し抑える

・ハイは他のパートに隠れるので、多少のビビリは聞こえない

以上のように、一人で音作りをしても全く意味がありません

当然他のパートの機材が変われば、自分のベースの聞こえ方も変わります。

他のパートとの兼ね合いが非常に重要です。

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【弦高だけじゃない!】弾きやすいベースにするためのセッティングとは

以前の記事にもいくつか書きましたが、ベースの弾きやすさは値段と全く関係ありません。

そこで、どこがベースの弾きやすさに影響するのかお教えします。

特別な技術や高い器具は一切必要ありません!

リペアに高いお金を払っても、自分の想定していたセッティングに必ずしてくれるわけではありません。

そのため自分で細かく確認しつつ、いつでも望みのセッティングを実現できる方が良いですね!

初心者の方も恐れずに経験で覚えていきましょう。

 

弾きやすさはここで変わる

どこを調整すると弾きやすさに影響するのか、以下に列挙します。

・ネックの反り

・弦高

・ナットの深さ

・弦のゲージ

・弦とピックガードとの距離

・弦の巻数

・フレットがキレイかどうか

・弦の滑らかさ

それぞれについて簡単に説明していきます。

あくまで「どこを調整すればいいか」を分かってもらうための記事です!

細かい話を省いているので、この記事だけで安易に調整しないでください。

実際の細かい手順などは別で記事を書いていきます。

ネックの反り

初心者の方は見てもわからないと思いますが、ネックの反り具合は目視でわからないレベルでも弾きやすさを左右してしまうほど、シビアです

調整が少々面倒なため避ける人が非常に多いですが、ネック調整が最も重要です!!

またベースのセッティングを考える際、一番最初に調整する箇所です。

ネックの状態には3パターン存在します。

順反り

大半の人のネックは順反りです。

これはネックが弦方向へ弓のように反った状態です。

ネックが弦の張力によって起き上がってしまうのです。

順反りではハイポジションへ向かうほど弦高が高くなり、結果的に弦のテンションが高くなります

そのため順反りになるほど弾きにくくなります。

逆反り

これは順反りと逆で、弦と反対方向へ反った状態です。

弦の張力に反した方向を保つため、わざと調整しない限り逆反りになる人は少ないです。

逆反りではネックの先端がボディより下に位置することになります。

そのため弦はネックにベッタリ張り付いた状態になりますね。

そのため逆反りでは、ローポジションへ向かうほど音づまりやバズ音が発生します

弦は可能な限りネックに張り付いた状態となるため、必然的に弦高は低くなり、弦のテンションも下がります

非常に弾きやすくなりますが、音づまりやバズ音が酷くなります。

ねじれ

これはネックを見る方向によって反り方が違う状態です。

低音弦側と高音弦側の張力の差を考えれば、偏ったセッティング次第ではネックがねじれることもあります。

保存状態が酷かったり、あまりにも安い木材でなければ基本的にならないと思います。

偏ったセッティングをする人は知りませんが…

以上を踏まえると、ネックは真っ平らに近いギリギリ順反り程度が好ましいですね。

そうすれば音づまり、バズ音を究極に抑えつつ、弦高やテンションを最も下げることができます。

結果的に弾きやすいベースになります!

弦高

これは調整が簡単な上に、手っ取り早く弾きやすくなるため、最も多くの人が調整する箇所です。

もはや「ここしかいじらない(いじったことがない)」人がほとんどでしょう。

たしかに弦高を下げれば弾きやすくなりますが。

弦のテンションを緩めることができるし、押弦する距離も縮まります

しかし、これには「ネックが正常である」必要があります

前述の通りネックがやたら順反り、逆反りであれば弦高をいじっても他のどこかが弾きにくくなります。

そのため弦高はネックを調整した後にするべきです!

そしてネックの調整に続いて2番目に調整する箇所です。

ナット

こいつが最も意外なはず。

そもそも名前すら聞いたことない人が大半でしょうね(笑)

ここです。

「こんな所いじるわけないよな!?」と思うかも知れませんが、このナットを調整するのは必須です!

こいつも以前の記事で述べたように、本来より弾きにくくされております。

「ナットを調整する」なんて全然聞いたことないかと思います。

やってる人はかなり少ないだろうし、実際やらなくても困らない人がほとんどでしょう。

ナット調整は主に「弦のテンション(押弦のしやすさ)」と「弦高の最低値」に効いてきます

僕はここを適切に削ってから、ありえないほど弾きやすくなりました!!

ナットを適切な高さまで削って下げると、単純に弦と指板の距離が縮まります

イメージとしてはブリッジのもう一方ですね。

ブリッジ調整で弦高をいじる人が大半ですが、じゃあ反対側のナットはなぜ調整しないのか?と思いますよ。

ナットを調整すると「弦のテンションが低下」し、指板と近くなるため「押弦が楽」になります。

ローポジション、特に1フレット目を押さえる時はナットからそんなに離れていないため弦の自重によるたわみもないので、押さえるのにけっこうな力を必要とします。

そんなローポジションが特に押さえやすくなります!

ナットは「0フレット目」とよく言われますね。

そのため理想は「他のフレットと同じ高さであるべき」です。

とはいえナットをそこまで削るとテンション低下によって、解放弦でもビビってしまいます。

なのでナットは少し高めに設定します。

ネック、弦高を調整しておおよそ理想的なセッティングになった後、ナットで最終調整します。(3番目)

最初にナットを調整しようとすると削り過ぎてしまう可能性があるので、必ずネックと弦高を調整した後に行いましょう!

弦のゲージ

ベース本体の調整が片付いたので、次は弦の選択です。

もし太いゲージの弦を使っていれば、当然弦のテンションが高くなりますし、弾きにくく感じるでしょう。

そのため一度「これは緩すぎる」と感じるゲージまで下げてみましょう!

自分のベース、プレイスタイルではどの程度のゲージがベストなのか見つけましょう。

こればっかりは個人によるため、時間はかかりますが色々試しましょう!

以前使用機材として弦の紹介もしたので、参考にしてください。

弦とピックガードとの距離

これはスラップの、プルのしやすさに影響します

プルは人差し指や中指を弦の下に潜らせ、引っ張ることで音を出しますよね。

サムをした後プルする場合、サム後にはプルするための指先って弦の下に潜り込ませてピックガードに触れていると思います。

思いっきり指を握り込んでいたら、弦とピックガードの隙間に指を入れられないはずです。

この時、ピックガードに触れる程度に握り込んだ指は開いていると思います。

さて、「弦を引っ張る」といっても弦をボディに対して垂直方向に引っ張る人はいません。

腕ごと大きく動かすことになりますね。

そうではなくサムとプルは「手首の回転」で行います。

サム後に手のひらを返す動作中、指に弦を引っ掛けていきます。

この時弦とピックガードの間が離れ過ぎていると、手首を返していっても指が弦に到達するまでかなりの角度手首を起き上がらせなくてはいけません

こうなるとスムーズにプルができません。

弦とピックガードの隙間が狭いほど、ちょっと手首を返すだけで弦が引っかかるので、大きな動作をせずともプルができます。

こうしてサムとプルのコンビネーションが速くなります。

結果的にリズムが安定、速いフレーズも弾けるようになります。

この距離はベースの型番によって違います。

同じメーカーでも種類によってもともと距離が狭いものもあります。

僕が最初に手にしたエアロダインは通常のフェンダーJBより、この距離が狭いのでスラップがしやすかった印象です。

弦の巻数

これはさほど影響がありませんが、巻数が増えるほど弦のテンションが高くなります

よく一般的に言われるのは巻数は「三回」です。

一回程度だと見た目的にもかっこ悪いので、三回くらい巻くとよいでしょう。

巻数によって弦の振動の仕方も変わるらしいので、しっかり巻いて弦を安定させる方がよさそうです。

弦のテンションが緩い人はしっかり三回は巻くように弦交換時には気を付けましょう。

フレットがキレイかどうか

フレットは弾いていなくてもどんどん錆びていきます。

錆びると色がくすむのは当然、弦振動の際フレットと触れるときに振動の邪魔をしてしまいます

弦交換のたびにキレイに磨き上げておくと、余計なひっかかりがなくチョーキングが滑らかになり、スラップの金属音もキレイに出ます

見た目が美しいだけでなく、押弦のしやすさや余計なバズ音が削減できるので必ず弦交換時にはフレットを磨きましょう。

弦の滑らかさ

エリクサーなどのコーティング弦や、フィンガーイースを吹きかけることで弦のさわりが滑らかになります。

有名なテクニカル系のベーシストであるIKUO氏はコーティング弦(エリクサー)を使用し、ボードの中にフィンガーイースを入れて携帯しています。

ロータリーなど高速でプルをする際、指が引っかからないことはかなりのメリットになります

また弦は使用し続けると必ず皮脂が溜まり、グリスなどフレット移動の際に指が引っかかりやすくなりますので、コーティング弦やフィンガーイースを使用すると改善されます。

またフィンガーイースは弦の劣化を抑える?らしいので、定期的に吹きかけることをお勧めします!

 

いかがでしたか?

ベースが弾きにくくて困っている人で、すべてをカバーしている人はいないのではないでしょうか。

今回僕が一番やってもらいたいのは「ナット調整」です!

こいつの影響力は絶大です。

実際の調整方法はまた記事にしますので、ぜひご覧ください!

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ

【エリクサー含む】ベース弦の交換時期や音の劣化を解説!

今回はベースの弦を張り替えてから、音がどのように劣化していくのかを僕の個人的な感性で書いていこうと思います!

音の劣化は段階的

僕はベースの場合、弦を張り替えてから音が二段階に分けて劣化すると思ってます。

それを以下の図に示します。

f:id:BassKK:20190905142851p:plain

この図のように、

第一段階 : 張り替えてから二週間程度まで

第二段階 : 第一段階に突入後二ヶ月程度まで

第三段階 : 第二段階から二ヶ月以降

の三つに分類しています。

音の変化の仕方はあくまで個人的なイメージですが、このようにある日突然にガクンと段階的に劣化していく印象をもちます。

毎日ベースを触っている人ならわかっていただけるのではないでしょうか?

さて、それぞれの段階を追っていきましょう。

第一段階

これは張りたての弦の音です。あの独特な金属のギラギラ、パキパキ、カリカリした音を出します。

正直この段階はハイが過剰だと思います。

この時のスラップはめちゃくちゃ気持ちいいですよね笑

まあ指弾きの時にクソほどバズ音が出るんですけども。

だから生音で気持ちよくても、ライブの時の外音はバズ音がうるさすぎて不快なことが多いです。

普段弦高が低めの人はベースのトーンを下げたり、プリアンプ等のハイやプレズンスを普段よりもかなり下げた方が良いでしょう。

サンズなんかはめちゃくちゃカットしないと金属音が不快で崩壊します。

とはいえバズ音が出過ぎなければ、かなり指弾きもハリがあって輪郭があるキレイな音が出ます。

ピックでゴリゴリ弾くなら、Ampegとかで適度に歪ませるとカッコいい音が出ます。

プロがどうしているかは知りませんが、張り替えて数日でライブをやるのもハイを適切に処理すれば、周波数的にかなり広い範囲を出力することができます。

というのも弦が劣化するほど聞こえる周波数帯は狭くなり、しょぼい、軽い音になります。

この段階はだいたい二週間しないくらいキープできます

非常に短いですね。この音が必要な場合は、ライブのたびに弦を張り替えないといけません。

第二段階

この期間が一番長いですね。ここに合わせて音を作ったり、この段階の音をそのベースの音と考える人が多いでしょう。

過剰なハイが消え、生音のギラギラ感が少し収まりスラップのキレも落ち着いた段階です。

これだと非常に音作りがしやすいです。

ハイを削りまくらなくても不快な音が出ません。

この段階はだいたい二ヶ月くらいキープできます。

そんなわけで、張り替えて二ヶ月が弦の寿命と考えて良いでしょう

エリクサーの場合、張りたてでもこの段階からスタートします!

余計なギラギラ感、ハイが耳障りに感じる人にはエリクサーをオススメします。

このエリクサーのすごいところは、この第二段階がほぼ劣化することなく「約半年」はもちます!!

通常の弦の2倍ほどの価格ですが、長持ちであり音の劣化がほぼないことから、コスパが良いです。

さらにコーティング弦のため、古くなってきた弦にありがちなザラザラ感や、指が引っかかる感覚がありません。

まだ使ったことがない人は一度試してみましょう。

今回音の段階を三つに分けていますが、この段階変化は突然起きます!

前日の夜までパキパキだったのに、翌日朝弾くとなんか落ち着いた音になったりします。

数年ベースを触ってる人ならこの変化を分かると思います。

面白いくらいに突然変わります。

緩やかに劣化していく、というよりは、急にガクンと変化するんです。

第三段階

これはいわゆる「弦が死んでる状態」です。

生音はもうペコペコ、ボンボンといった埃を被ったようなもっさりした音です。

サステインもなく、響きがない印象を受けます。

触り心地はなんとなくベタつくような感じがします。

張りたての弦は輝いて見えますが、この段階だとくすんで見えます。

手をどんなにキレイにしていても、弦との摩擦で手垢というか角質が残ります。

弦はぐるぐる螺旋状に巻かれているので、表面には凹凸がありますよね。

コーティング弦は多少滑らかですが、どうしても弦に皮脂等が溜まります。

また手汗や湿気等で弦は劣化します。

こんな様に弦は劣化していくので、当然その振動挙動も変わりますし、音色が変化します。

この状態になると金属音がかなり減り、ヘボい音になりますが、その分不快なハイが出ません。

その代り、生音でも分かるように音のハリが消え音抜けが悪くなります

セッテイングにおいても、ハイ成分をいつもより増してやらないとゴリゴリな音はだせなくなります。

この音が好きな人もいますが、ローがスカスカになるので自分の出したい音を考えて選択しましょう。

まとめ

・張りたては金属音が強く、二週間ほど継続

・二段階目は適度なハイ、一番使いやすい時期で二ヶ月ほど継続

・三段階目は音がヘボく、ローがスカスカ、ハリがなく音抜けが悪い

・生音が変化するので、エフェクターなどのセッティングも対応して変更する必要がある

・エリクサーは第二段階が半年続く

いかがでしょうか!

ベースの音、といっても弦の状態によって生音はもちろん、出力される音は全然違います。

自分の出したい音はどの段階の音なのか、またどの段階に合わせたエフェクター等のセッテイングなのか覚えておきましょう。

楽器・音響機器・舞台照明 サウンドハウス

YouTube,ニコニコに動画投稿しています!

こちらの記事にリンクを貼ってあるのでぜひ!

ごあいさつ